体を「正しく」動かせていますか?
こんにちは。お元気ですか?
2020年はじめということで、近況報告をいたします。
といっても、特段変わったことはなく、楽しく栃木県内でバレーボールの個別レッスンをやっています。
個別レッスンに来てくれている子をみていると、普段どんな指導を受けているかが分かるようになってきました。
個別レッスンはあくまで普段の練習の補助的な位置づけで行っておりますので、もちろんそこは尊重。
ただ、思うことはあるわけで、今日は体の正しい動かし方について書こうと思います。
「絶対万能の動き方」はあるのか?
そもそも、万人の体に適した合理的な動き方があるのかどうか。
これについては半分正解、半分不正解、ということができます。
万人共通の体の動かし方もあれば、個人に適した動かし方もあります。
たとえば「立つ」という動作。
みなさん何を考えて立っていますか?
ほとんどの人は、何も考えずに立っていますよね。
しかし、立ち姿は人によって違います。
特徴のある立ち姿をしている人なんかは、後ろから見ただけでその人と分かります。
「立つ」動きに流派はありますか?
誰から教わったかによって立ち方が変わりますか?
もちろんそんなわけはなく、人はみな成長の過程で思考錯誤を繰り返し、自分で立ち方を体得しているはずです。
幼いころの学習能力は計り知れないもので、それぞれの体に合った立ち方を学習しています。
一方で、大人になって、腰痛もちになってしまったり、疲れやすくなってしまう人の中には、立ち方が悪く、治療の中で矯正する人も多くいます。
「正しい」動きとは
スポーツの中だけでなく、「立つ」「歩く」といった基本的動作において、何よりも大切なもの。
それは、「確実であること」です。正しい動きのキーワードになります。
目標に向かって歩くときに、思い通りに移動できることもあれば、時にはフラついて行けないこともあるとします。それでいいですか?
絶対によくないですよね。
朝起きて、朝食を作りにキッチンに行ける日もあれば、行けない日もあるなんてこと、ありえませんよ、普通。
(目覚めたばかりは精神的にだるくてなかなか動けないことはあります。)
次にキーワードになってくるのが、「安全であること」です。
しょっちゅうどこか痛くなっていたのでは人間やってられませんし、我々人間の祖先のことを考えると、「体が痛くて動けない=獲物が捕れない=生き残れない」です。
そんなことを言いつつ、立ち方が安全でない人が世の中には多いわけで、体に負担がかかってしまっているために不都合が生じます。
「確実」と「安心」から得られる「安定」
この2つを満たすことで得られるのが「安定」です。
人間の根本的な身体の動き方に着目して身体を動かそうという理論をレッシュ理論といいますが、安定はあらゆる動作をうまくいかせる絶対条件とされています。
まとめ
「確実」と「安全」の要素による「安定」
これこそが、万人共通の、動作のポイントです。
「立つ」「歩く」基本の動作でも、「スパイク」「レシーブ」といったスポーツにおける動作においても、それは不変です。
ですから、安定性を高めることに関しては積極的に指導していくべき、というのが私の持論です。
では、個によって違ってよいところについてはどうなのか?
続く。再見。