Avantor®、科学諮問委員会を発表
ライフサイエンス分野の顧客向けに、より迅速で専門的なソリューションを提供するために発足
バイオ医薬品の製造・技術、化学、遺伝子治療の専門家で構成
米国、2023年9月21日 - ライフサイエンス、先端技術、応用材料分野において必要不可欠な製品とサービスを提供するグローバルプロバイダーであるAvantorは本日、バイオテクノロジーや医薬品などのライフサイエンス業界のパートナーに、より効果的なソリューションを提供するための中長期的な戦略ガイダンスを提供する科学諮問委員会(SAB)の設立を発表しました。
SABは、臨床研究、学界、産業界における深い知識と経験、そして健康と福祉の向上のために科学を発展させることへの情熱をもって、Avantorの事業に貢献することが期待されています。この諮問委員会は、革新的な活動実績のある専門家で構成され、ライフサイエンス業界が直面する新たな機会や課題だけでなく、顧客のニーズにもAvantorが効果的に対応できるよう、複数の分野にわたって活動します。
Avantorのバイオ医薬品製造担当シニアバイスプレジデント、Ger Brophy博士が諮問委員会の委員長を務めます。メンバーには、Brendan Hughes博士(コンサルタント、元ブリストル・マイヤーズ スクイブ[BMS]社グローバル製造担当シニアバイスプレジデント)、Erik Sorensen博士(プリンストン大学Arthur Allan Patchett教授(有機化学))、Johannes van der Loo博士(フィラデルフィア小児病院[CHOP]臨床ベクターコアディレクター)などが名を連ねています。
AvantorのCEOであるMichael Stubblefield氏は、次のように述べています。「Avantorのコアバリューのひとつは、深い技術的専門知識と、顧客のニーズに対応したソリューションを提供する俊敏性です。Avantorの目標は、顧客が科学的な進歩を遂げる上で、あらゆる段階でのサポート役となることであり、諮問委員会は、当社のイノベーションの優先順位を定義し、加速させる上で極めて重要な役割を果たすことになります。このような尊敬すべき科学者グループがAvantorのチームと協力して我々の科学の発展に貢献してくれることを喜ばしく思います。」
Avantor Biopharmaの生産担当バイスプレジデントであるGer Brophy博士は、次のように述べています:「私たちは科学の黄金時代を迎えており、科学の進歩のスピード、新技術の可能性、そして人々の健康を改善する機会は無限です。Hughes博士、Sorensen博士、Van der Loo博士は著名な科学者であり、彼らとパートナーシップを組んで研究開発課題を進め、将来的に諮問委員会を拡大できることを楽しみにしています。」
Avantor科学諮問委員会メンバー略歴
Brendan Hughes博士は、バイオテクノロジーおよび製薬業界で30年以上のリーダー経験を持つプロフェッショナルであり、プロセス開発、品質、製造オペレーションにおいてさまざまな役割を担ってきました。直近ではブリストル・マイヤーズスクイブ社のグローバル製造担当シニアバイスプレジデントを務め、それ以前は、GSK社やファイザー社など欧米企業において、生物製剤やワクチンを含む革新的医薬品の製造科学技術、プロセス開発、品質保証の分野で指導的役割を果たしました。キャリアの初期には、医薬品規制調和国際会議(ICH)のバイオテクノロジー専門家として、バイオ医薬品のさまざまな基礎化学品製造管理規制ガイドラインの策定に貢献されました。Hughes博士は国立アイルランド大学(アイルランド、ゴールウェイ)で生化学Ph.D.を取得されています。
Erik Sorensen博士は、プリンストン大学のArthur Allen Patchett教授(有機化学)です。Sorensen博士の研究室では、複合化学合成分野、ユニークな天然物質の構造的起源の研究、天然および非天然物質の生物学的製剤活性の化学的基盤の研究に注力しています。これまでに、Beckman Young Investigator賞、Camille Dreyfus Teacher-Scholar賞、AstraZeneca賞(化学部門優秀賞)、Lilly Grantee賞、Pfizer Global Research賞(有機化学部門優秀賞)、Bristol-Myers Squibb有機合成化学部門無制限助成金を受賞。また、ハーバード大学Woodward奨学生(2001年)、チューリッヒ大学Gibodan/Karer特別客員教授(2009年)でもありました。Sorensen博士は、2009年にアメリカ化学会からArthur C. Cope Scholar Awardを受賞し、カリフォルニア大学サンディエゴ校で化学合成の博士号を取得されています。
Johannes van der Loo博士は、ペンシルバニア大学ペレルマン医学部で病理学・診断検査医学診療科の非常勤准教授を務め、フィラデルフィア小児病院(CHOP)で臨床ベクターコアディレクターでもあります。2002年以来、早期臨床試験に適用可能な前臨床およびGMPグレードのアデノ随伴ウイルス(AAV)およびレンチウイルスベクターのプロセス開発と製造を専門とし、数々のcGMP施設の開発、設計、立ち上げ、認証に携わってきました。2021年、CHOPの製造施設は、国際製薬技術学会から2021年度施設賞(Facility of the Year Honorable Mention Award)を受賞。Van der Loo博士はまた、シンシナティ小児病院メディカルセンターのベクター製造施設の設立と指導の責任者でもありました。米国遺伝子・細胞治療学会のトランスレーショナルサイエンス・製品開発委員会(2016~2022年)、 分子治療学-方法・臨床開発およびトランスレーショナルサイエンス(2013~2022年)の編集委員ほか、複数の分野においてオピニオンリーダー、科学アドバイザー、コンサルタントとしてご活躍されてきました。Van der Loo博士は、エラスムス大学ロッテルダム校(オランダ)で細胞生物学の博士号を取得されています。
企業情報
Avantor®社は、フォーチュン500社に選ばれた企業であり、バイオ医薬品、ヘルスケア、教育・行政、先端技術・応用材料業界の顧客に対して、極めて重要な製品とサービスを提供する世界的なトップ企業です。 当社の製品は、各業界における最も重要な研究、開発、生産活動のほぼすべての段階で活用されています。グローバルな事業展開により、300,000を超える顧客拠点にサービスを提供し、180を超える国々の研究所や科学者へ幅広くアクセスすることができます。より良い世界を創造するために、私たちは科学を前進させます。詳しくはavantorsciences.comをご覧ください。また、LinkedIn、Twitter、Facebookでも情報を発信しています。
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