見出し画像

ディープインパクトとオルフェーヴルの不定期万冊 第13回 町山智浩『アメリカのめっちゃスゴい女性たち』

 オルフェーヴル「今年こそはケンちゃんにお歳暮として鮭児を贈るんだ」
 曹操「めったに捕れないだろ」

楽毅先生と高杉さんはお休み。

 ディープインパクト「オルちゃん、今回はアメリカの女性有名人の本?」
 オルフェーヴル「はい、ディープ先輩。今回はフェミニズム的な内容ですので、インリンさんとアイちゃん(アーモンドアイ)にお任せしようかと思いましたが、インリンさんはアメリカという国に対して不信感がありますので、代わりに俺たちが紹介します」
 ディープ「映画評論家の町山智浩さんの本『アメリカのめっちゃスゴい女性たち』(マガジンハウス)か。表紙絵がオシャレだね」
 曹操「下手な男よりもよほど優秀な女たちがたくさんいるな」
 オルフェ「さすが、人材マニアの丞相」
 曹操「日本には『船頭多くして船山に登る』ということわざがあるが、それは基本的に男社会限定だ。日本人の場合、この本に取り上げられている連中のような野心や実力を持たない女たちは、大抵『船頭』にはなりたがらないんだ」
 ディープ「そういえば、中国の科挙は基本的に男性限定でしたけど、それを男女平等にしても当時の『普通の女性』たちにとっては余計なお世話だったのかもしれませんね」
 オルフェ「すでに科挙に合格して官位に就いた男性と結婚して恐妻家に仕立て上げる方が『コスパが良かった』のでしょうね…おっかない」
 曹操「しかし、優秀な女は下手に男に依存してはいけない。年収1000万の男と結婚するより、自らが年収1000万稼げるようになった方が良いぞ」
 オルフェ「経済学者の橘木俊詔たちばなき としあきさんの『女女格差』(東洋経済新報社)にあるような女性同士の様々な格差があるのが難しいですね。マスキュリズム・メンズリブが『弱者男性』の存在を認識するのに対して、フェミニズムは『弱者女性』を半ば意図的に無視しているようですし。特に『女の敵は女』という言葉を真っ向から否定している『自称フェミニスト』の女性は、実は同性いじめの過去を隠しているんじゃないですか?」
 ディープ「オルちゃん、それはうがち過ぎ」
 オルフェ「それはさておき、アメリカは日本より国としての歴史は浅いですが、それを補うために世界中から優れた人材を集めて国力を高めたのですね。そして、町山さんのこの本で紹介されている女性著名人たちはほんの一握りです」
 曹操「孔融辺りが憤死しそうだが、ヤツの娘は女傑の片鱗を見せていたな」
 ディープ「丞相…」

【Green Day - Last Of The American Girls】



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集