「v1.1.10 アップデート」アバターOutlineの太さ調整、lilToonシェーダーテカル改善、AvaKitウィンドウモード改善(AvaKit、アバキット、lilToon)
アバキット v1.1.10 アップデート
AvaKit v1.1.10のアップデートです。今回のアップデートには「アバターのOutline(アウトライン)の太さ調整」に関する新機能とlilToonシェーダーの「デカール」レンダリング改善、AvaKitの「ウィンドウモード」関連機能の改善、その他のバグ修正を行いました。ユーザーの皆様からのフィードバックは、より良いAvaKitを作るための大きな助けになります!
新機能:アバターOutlineの太さ調整機能
アバターのVRMファイルのMesh(メッシュ)で「Outline(アウトライン)」が設定されているMeshに対してOutlineの太さを調整できる機能を追加しました。デフォルト値は0.5で、UnityのOutline設定と同様に0から1までの間で調節が可能です。
ただし、AvaKitにアップされたアバターファイルに適用されたすべてのシェーダーのOutlineオプションがオフになっている場合は、この機能は無効になります。AvaKitでOutlineを調整するには、UnityでアバターVRMファイルをExportする前にシェーダーのOutlineオプションを有効にしてください。
改善機能:lilToonシェーダーの「デカール」レンダリング改善
lilToonシェーダーの機能の一つである'「デカール」機能がAvaKitで正しくレンダリングされませんでしたが、今回のv1.1.10アップデートでレンダリングを改善してその機能が正しく反映されるようにアップデートしました。
改善機能:AvaKit「ウィンドウモード」改善
AvaKit実行中にESCボタンを押して「ウィンドウモード」に変更した後、ウィンドウのサイズを調整すると、AvaKitがそのウィンドウのサイズを覚えて、プログラム終了後再実行時にも同じサイズのウィンドウモードで実行されましたが、PCの再起動時には、その内容が初期化されました。 v1.1.10アップデート以降、PCが再起動されても最後に調整したウィンドウモードのサイズが維持されるように改善しました。
その他のバグ修正
一部のアバターで発見された影関連の設定値が適用されず、保存エラーが発生する現象を修正しました。
Mac OS アップデート案内事項
Q. なぜ現在Windowsのみアップデートが行われているのですか?
アバキットは現在v1.1.3アップデート以降、MacOSに対応するリリースが行われていません。アバキットはトラッキングのためにデバイスのカメラの「権限」を要求する必要がありますが、MacOSのセキュリティの特性上、一般的なプログラムは権限を受けることができず、Appleから公証を受けたプログラムのみ権限要求が可能です。
これにより、アバキットはAppleに一定の料金を支払って公証を進めてきましたが、v1.1.3アップデート以降、Appleの公証ポリシーが変更され、現在、そのポリシーに基づいて公証を進めようとしていますが、多少時間がかかっています。もう少しお待ちいただければ、より良いバージョンで戻ってきます。