義憤と絶望
モヤモヤするので一つだけ、
どうしようもない拙いネガティブな記事を書いてみました。
再三他の方も云われているような内容かもしれないので少しでも嫌な思いをする、という方は見ないことをオススメします。
自分の心が弱いだけ、かもしれません。
それでも衝撃的すぎて、居てもたってもいられないのです。
他のニ
毎日が胸を締め付けられるような思いで大変苦しいです。
自分ですらこうなので実際に事件に遭われた方・間近で感じた方は
どのような思いなのか想像を絶します。
このところ自分でも思った以上に創作活動に影響が出ています。それもこれも全ては先日に起こった「京都アニメーション放火事件」に端を発しています。
現在新作で漫画作品を作ろう、描こうと設定を練っている最中でしたが
どうしても事件のことが脳裏によぎり描こうとしても深く思い描けない、
ストッパーをかけてしまうという自分が居ます。
自分はどうやら作家である前に感情のある未熟な人間であるみたいです。
これまで創作物やフィクションであれば何らかのバッドエンド・展開の形の一つとして何の罪も無い人達が突然現れた者の凶行の被害に遭うという理不尽な様というのは何度か見たことがあります。ただそういったことが現実に起こると、それは単純ではなく想像を絶するほど比にならない影響を実際に及ぼすものだと思い知らされます。
まずもって事件の被害に逢われた方の早急の回復を祈るとともに
哀悼の意を以って亡くなられてしまった方のご冥福を祈り捧げます。
この事件は現場に居た被害者の方以外にもニュースを知った大勢の方にも痛ましい思いや傷を与えたのではないでしょうか。下らない私怨にせよ何かしらのっぴきならない事情があるにせよ
「ただ眼の前の標的を攻撃する。」
その行為がどれほど浅はかで表面には見えない多くの見えない人や心にも矛先を向けることになるのか、その目の前だけでなく今回の事件で心傷ついた大勢の方も「今回の事件の被害者」だと私は思います。
人間として感情を持って考えることができるのなら
こうした物事が及ぼす被害の規模・取り返しの付かない物事の大きさを
嫌というほど思い知れるものと思います。
事件に関係のない自分でも報道やニュースを目や耳にする度、この事件を起こした犯人や事件への憎悪の念が増すばかりで気がどうにかなりそうな時があります。正直地獄に突き落とされたような心持ちです。
「悔しい。」
この言葉には痛烈に言葉通りにやり切れぬ悔しい気持ちと
底知れず湧いてくる憎しみがこもります。
私は別に京都アニメーション会社の特別ファンという訳でも
何かの作品が特に好きという様な訳でもありません。
ただ、遠からずその存在が作品が自分の周りに影響を与えていたことは確かで、作品のひとつ「けいおん!」は友人が好きで一緒に観ることを薦められたり音楽CDを借りたりして、今でもたまに作業BGMとして聴くこともあるなど言ってみれば自分の青春時代のひとつでした。
また私には一時アニメーターを本気で志していた時期がありました。京都アニメーションが毎年実施している「アニメーター養成塾」の候補生となるべく実際にスタジオに訪れて試験を受けたことがあります。その時スタッフの方がとても親切で温かく優しくして頂いたことが今でも印象に残っています。貶める意図はありませんが当時他にもいくつか受けたアニメ制作会社の中でも明るく落ち着いた活気や雰囲気があり、非常に稀有な物的にもそれ以外でも整った制作現場でした。残念ながら不採用という形になりその後違う道へと進むことになったのですが、その時一緒に試験を受けていた方はどうなったのか――
今でもおぼろげに思い出す印象的な螺旋階段、人が良い現場スタッフの皆さま――
それが今回のような惨たらしい凶行の矛先になるというのは
まずもってあってはならないことであり決して起こるべく起こったことではなかったと思います。不幸や悪い偶然の重なり、にしてもそれだけではやりきれない言葉にならない・理由のないモヤモヤが残ります。
だからこそ多くの人は嘆き悲しみそして事件の引き金となった犯人へ憎しみをいっそう強めている。と思います。
もう何度もこうしたことは誰かが言っているかもしれないですし
今更正直、馬鹿馬鹿しい義憤のひとつかもしれません。
でも今でも前を向けられず気持ちを整理するのに片付かないような状況です。こうして同じように、自分以上に苦しんでいる方も沢山いるのではないでしょうか
色々考えると次第に絶望する思いに駆られます。
少し感情が入ってしまい見苦しい文章となってしまったことはお詫びいたします。
起こってしまったことは元に戻らない...事実はしっかりと受け止めるしかありません。
せめて今は自分にできること、支援をし続けようと思います。
せめてできることは行動していきたいと思います。
たとえこのように考えることが非効率・愚かだといわれようとも
いまはただ悲しみに浸り続けていたいです。
このような苛烈・凄惨な事件に遭われた皆さまに対して
心を寄せていきたいと思います。
少しずつ前も向きながら、でも。
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