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Logicool M500のマイクロスイッチを交換しました
Logicool M500という有線マウスをずいぶん長く使っていまして(現行機種はM500sの模様)、これの左右クリック部分のスイッチがカチカチするのが気になったので、メカニカルキースイッチで有名なKailhのサイレントマイクロスイッチに交換してみました。
分解
裏面のねじを外して(ソールをはがすとあります)ケースを外し、コネクタを外してケーブルを外します。
ホイールを外すために写真の赤い部分を引っぱります。
出てきたネジ5個を外します。矢印部分のバネ2本が飛ぶので気をつけてください。
ネジを外したら基板を外せるようになるので、上の写真でいうと左側からマイナスドライバーを差し込んで基板を持ち上げます。
スイッチの交換
基板が外せたらマイクロスイッチを外します。いろいろ方法はありますが、今回は少しだけある隙間に精密ドライバーのマイナスを突っ込んだ状態で三つある端子に順番に熱を加えて少しずつ外していきました。一気にやると基板かスイッチかもしくは両方が壊れるので少しずつやるのがポイントです。
外れたら残ったはんだを取り除いて新しいスイッチをはんだ付けします。元のスイッチは3端子、新しいのは2端子なのでちょっと悩みますが、マウスの前よりの2つのところに挿してはんだ付けすればOKです。ちなみにもう一つの端子はNC(Normal Close)と呼ばれる端子で、スイッチを押すとOFFになる動作をさせたいときに使うものです。
と書くとあっさりできたようですが、実際はちょっと無理をさせてしまったようで左クリック側の基板のパターン(銅箔)がはがれてしまいました。はがれただけで取れてしまいはしなかったのでそのままそっとはんだ付けしておきましたが、さすがに次はもう無理だと思います。今回のでスイッチ交換三回目なんですよね。
クリック感は「カチカチ」から「コトコト」という感じになりました。キースイッチで言うと青軸から茶軸になった感じでしょうか。クリックの重さはわずかに重くなった気がします。元のオムロンD2F-01Fが0.74N、新しいスイッチが70 +/- 20gfと単純比較できないので精進します。
入手方法
今回のスイッチはKailhのCMI627301D07という型番のスイッチで、Amazonでも売っているんですが1個550円とめちゃくちゃ高いので、なかなか届かないのを承知でAliexpressのショップで買いました。ここなら20個で$8.2です。届くまで20日くらいかかりました。偽物だったらいやだなと思う人はKailhの直営店(と思われる店)で買うのがいいと思います(この場合7.3Hを選びましょう)。それだと10個で$7.6です。あとたぶん現状では届くまで1ヶ月以上かかると思います。
マウスのカチカチ音が気になる方はお試しください。