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ドル円 下値堅く、上値重い
<ドル円 27日~28日東京>
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27日東京はじり安、欧州~NYにかけて買い戻し優勢。
東京終盤は安値144.06までじりじり値を下げたが、144付近は底堅く欧州で下げ止まり、NY住宅関連指数などで高値144.90をつけた。
本日も東京は弱含み、仲値後144.37まで突っ込むも一瞬で144後半へ戻し。
下値は144半ば、上値は145.90手前での小動きで動意薄。
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1時間足では短期移動平均線を挟んだ値幅の無い動きで、本日は一目雲上限が下値を支えている。
中期移動平均線は上昇して一目雲上限に迫っており底堅さがある。
NYでは米住宅関連指数、卸売り在庫などの発表がある。
住宅関連指数の減速傾向が見られないようなら昨日高値144.90や145を試す可能性がある。
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日足は27日、28日と短い下ひげで下値切り上げ。
短期移動平均線は週末にかけて144付近まで上昇してきそう。
MACDは反転から水平気味、下降へ転じることもあり得る。
月末・週末にかけて底堅さと介入警戒感から煮詰まりも想定され、30日の米PCEデフレータが当面の動きを左右しそうだ。
<米国債>
10年債利回りは22日からの上昇基調で、4.00%を越えてきた。
2年債利回りは27日の4.36%を高値にもみ合い、現在4.24%と上昇一服。
目先長短金利差が縮小してきた。
こちらも週末米PCEデフレータに注目。
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