ドル円 9日続落・NY反発、12日上伸、13日上値重い
9日
東京早朝136.88まで買われるが、仲値にかけて急落、136手前でもみ合うも昼に136を割れ、135.76まで。
東京終盤136.46まで買い戻されるが、欧州が売り参入、安値135.60をつけた。
8日高値137.25と次の高値137.15を結んだ下降トレンドラインを引くと、9日早朝高値は同ラインでぴたりと押さえられた。
同トレンドラインに対して8日東京終盤安値136.57から下降チャネルラインが引け、そのチャネル帯の上下に上方チャネル帯と下方チャネル帯、および各々中間線を引く。
東京早朝の急落で、元となる下降トレンドチャネル内での値動きから、半分下の中間線で作るチャネル帯に移行した。
NYに入ると米PPIやミシガン大学消費者信頼感指数が強く、欧州安値から急反発。上記下降トレンドラインを上抜け、上方チャネル帯中間線まで上げて高値136.91をつけた。
その後下押しも、元のチャネル帯中間線で下げ止まり、1つ上の中間線で作るチャネル帯へ移行。
終盤買い戻され136.58で引けた。
12日
東京早朝に安値136.40付近まで下押しし、15分足短期移動平均線に対して押し目を作ると、136.63の高値や9日NY終盤高値136.71を上抜け、上方チャネル帯中間線も上抜けた。
午後に137.14をつけた後、東京終盤136.61まで下押しするも、15分足一目雲下限や同MA200がサポート、15分足短期移動平均線は同中期移動平均線へ押し目を作り、欧州に入って136.80の高値を上抜けると反発を強め、東京高値を上抜け、NY終盤にかけて高値137.80をつけた。
東京では下降トレンド上方チャネル帯①で、欧州での反発起点でその上限を上抜けると1つ上のチャネル帯(下降トレンド上方チャネル帯②)へ、さらに137.40付近でその上限も上抜け、もう1つ上のチャネル帯(下降トレンド上方チャネル帯③)へ移行した。
13日
早朝安値137.31まで下押しするが、すぐに反発。
午後には一瞬高値137.97をつけるがすぐに反落、15分足一目雲下限がサポートし早朝安値は下抜けず。
東京~欧州前半は概ね下降トレンド上方チャネル帯③上半分で推移する持ち合い相場となっている。
15分足中期移動平均線が下値を支えて、137.80付近まで買い戻され、下降トレンド上方チャネル帯③上限を上抜けそうだが、現在137.67付近まで弱含んできた。
日足
12日ひげ無しの陽線で、一目転換線を上抜け、7日高値137.86にほぼ並んだ。
13日は7日高値を上抜け138に迫ったが、137後半の強い節目で上値が重い。
もし138を上抜け、138.27付近で水平になってきた短期移動平均線も上抜けて同線がサポートするようなら、一目雲や中期移動平均線の143前半までかなりの上値余地がある。
MACDは先週半ばにGCし、上昇継続。11月22日高値も上抜け騰勢を強めている。
ゼロラインまではまだ距離があり、上値余地はまだ大きい。
本日 欧州後半~NY
米CPIの発表がある。先週の米PPIなどの強さからCPIも上振れするようなら、
明日のFOMC結果発表を控え、ドット上振れ期待からドル買いが進む可能性がある。
CPI下振れでの急落もあり得るので、136.56まで決済ラインを引き上げて様子見。