ドル円 13日急騰分を戻す 安値142.55
<ドル円 14日>
東京早朝、13日急騰の流れで高値更新、144.94をつけ7日高値に迫った。
しかし145には届かず、上げ一服のところに東京午後、日銀レートチェックの報道があると急落、欧州にかけて142.89まで円を買い戻す動き。
NYでは米PPIがほぼ予想通りとなるとドル高警戒感で売られ、欧州安値を割り込み、安値142.55。NY終盤買い戻し143.14で引けた。
日銀の円買い介入警戒で13日の急騰分をほぼ帳消しにした形。
1時間足では再びMA200にサポートされた。
MACDは東京時間早々に高値圏でDCした後、マイナス圏まで下降し、再びGCしてきた。上昇余地はあるものの、戻り売りリスクには注意。
先週の黒田日銀総裁の急激な変動警戒発言で、具体的な円安対策をしてくるのか懐疑的な見方があったところに本日のレートチェック報道で円買い戻しの動きとなった。
日銀単独での円買い介入は効果が限定的と思われていたが、それでも実施するかもしれない警戒感を市場に与えた。
これで来週の日銀金融政策決定会合で介入以外の対応の可能性も出てきた。
上値は143.70~85付近の節目がめど。上抜ければ再び144も。
下値は13日安値141.60、次は7日安値141.49のトライに注目。
もし下抜ければ日足でダブルトップからネックライン割れで一段の調整となりそう。