ドル円 28日下落後反発、29日弱含み
28日 欧州後半~NY
欧州前半、15日安値137.67下抜け137.49をつけた後は反発、15分足短期移動平均線を上抜けると138を回復。
NYに入るとさらに138.40~70の抵抗帯でのもみ合いからそれを上抜け、高値139.01をつけ、若干調整されて138.91で引けた。
NY時間に米各連銀総裁が市場のFRB利上げ減速期待を冷やすタカ派発言を発信したことも買い戻しの要因になったようだ。
29日 東京~欧州前半
東京早朝、138.54まで下押しするが、15分足一目雲上限や同中期移動平均線が下値をサポート、仲値にかけて139.35まで急騰。
しかし仲値取りの意図的な買いだったのかすぐに急騰前の安値付近まで反落。高値は28日高値に届かなかった。
その後は15分足短期移動平均線に上値を押さえられ、徐々に上値・下値を切り下げて、欧州に入ると137.91まで売られた。
現在、138前後で推移している。
日足
現在のところ短い上下ひげ陰線、上値は28日から切り下げており、依然として一目転換線139.87付近が重しとなっている。
また24日から、7月14日高値139.39~8月23日高値137.70のサポート帯にほぼ入っており、下抜けると6月29高値137や、8月8日高値135.58付近の節目がめどとなる。
一方上記サポートを上抜け、一目転換線も上抜けると短期移動平均線141後半付近までの上値余地がありそうだ。
MACDは水平、シグナルラインが若干下降気味で僅かに差を縮めている。
この後 欧州後半~NY
米S&Pケースシラー住宅価格指数・コンファレンスボード消費者信頼感指数
などの発表がある。
昨日米各連銀総裁のタカ派発言を裏付けるような物価高止まりなどが示されるか注目したい。
137前後で下げ止まり、15分足短期移動平均線を上抜けて同線がサポートとなれば、同一目雲下限の138.70付近めどに押し目買い。
137.91下抜けなら28日安値137.49めどに戻り売り。