[移植元:Diarynote]【雑文】2/22メタグロスGX研究報告2018年2月22日 ポケモンカードゲーム コメント (1)
ジムバトルで2回ほど新しいメタグロスGXデッキを試運転してきたので、思ったことなどつらつらと書きます。言語化することは良いことなので。
今回のコンセプトは、ミミッキュに寄せたメタグロスです。
ミミッキュというカードを抽象化すると、「2エネ起動非GXサブアタッカーで相手を倒せる」となります。
これはどういう効果を持つかというと、
・2エネ起動
→手張り+ジオテックシステムで起動
→場に出したターンに、メタグロスGXが1体いれば起動
・非GXサブアタッカーで相手を倒せる
→非GXでサイドが取れる
→メタグロス起動までに取られたサイド(アロコン)を取り返せる
→サイドレースに追いつける
ここで、最も重要な点は「メタグロスGXが1体いれば起動」という点です。
メタグロスGXの完成盤面はメタグロスGXが2体以上立つことですが、不意の大技(デスローグGXなど)で倒されたり、回復を挟めないままフラダリされたりして、盤面にメタグロスが1体のみとなる場面が発生します。そこで残ったメタグロスが手負いだったり、エネがついていなかったりした場合、何もできないままターンを返すことになり、負けに直結しかねません。
しかし、ミミッキュは盤面にエネがない状態からでも、ミミッキュ・手張りエネ・バトル場に逃げられるポケモンの3つが揃うことでカウンターできるカードです。センパイとコウハイでうち2つを満たせることを考えると、比較的現実味のあるギミックです。
カウンターエネルギー入りデッキでよく見かけるギミックですが、カウンターエネ+ミミッキュと比較したとき、ジオテックシステムの強みは超エネを加速できることで、すなわち手張りエネの色要求がない点にあります。
さて、ここまでは今までのメタグロスデッキでも使っていたギミックです。今回は、このギミックをメインに据えてみようと試みました。
想定していた、ミミッキュをメインに据える利点は、
・メタグロスGXを複数体立てなくても戦える。
→攻撃を開始するターンが早まる。
→メタグロスラインの枚数を減らせる。
→メタグロスライン4-3-4アメ4から、4-2-3アメ3として、3枠空けた。
・メタグロスGXを置物にできる。
→ドータクンとの差別化は、バトル場へのエネ加速、超エネ加速、高耐久で落とされない、自身も殴れるため縛られない。
→メタグロスGXが攻撃を受けない。
→回復ギミック分の枠(まんくす3枚)を空けて、たねアタッカーを使いまわせるアセロラを採用した。
でした。
6戦した結果、
・ギミック成功勝ち試合1
・ギミック不成立勝ち試合2
・ギミック不成立負け試合1
・事故2回
となりました。
まず、事故2試合は、構築段階の不備です。反省点が見つかったので挙げます。
・メタグロス1体を確実に立てるためには、アズサ→ダンバルダンバルアロコンの動きが最安定。テテフ2アズサ2で成功率1/6だったので、せめてテテフ3枚にします。
・アズサを打つには、アズサ+ドロサポという初手ハンドである必要があります。ドロサポの枚数については稿を改めるとして、初手アズサ以外の試合が一定数あることを想定すべきです。その際に、プラターヌ1回でなるべくたねを場に並べるためにレベルボールやネストボールの採用を検討してもいいと感じました。
次に、ギミック不成立負け試合についてです。問題は単純で、先ほどミミッキュ起動の要求パーツが3つだと言いました。しかし、センパイとコウハイで持ってこれるカードは2枚です。そのためセンパイとコウハイが打てず、プラターヌを打つもパーツが揃わない、という結果になりました。解決策はいくつかあり、一番有力なのは逃げ0ポケモンを場に出しておく、もしくはかるいしを貼っておくことで、要求パーツを2枚に減らすというものでしょう。コケコを採用するのが一番丸そうですね。
ギミック成功試合は想定通りだったので、最後にギミック不成立勝ち試合について検討します。この2試合は、メタグロスが複数体で殴って勝った試合でした。ミミッキュが立たなかったためこのような展開になりましたが、ギミック不成立は先に挙げたパーツ不足によるものでした。そこから分かったことは、メタグロスGX2体目が立つならばそのままグロスで殴った方が強いこと、ミミッキュに寄せるならばレベボなどのサーチ手段を増やさないとそもそも触れないことです。いずれにせよ、初手でたねを広げることが勝ちに繋がるとわかります。
まとめましょう。
・メタグロスGXを複数体立てなくても戦える(メタグロスラインを減らす)。
→センパイとコウハイからのサーチが効く分、上が少ないことの弊害はさほどありませんでした。それよりも、確実に進化下を場に出せることが重要です。
・メタグロスGXを置物にできる(回復カードを削る)。
→ミミッキュをメインに据えるとはいえ、メタグロスGXで殴る択がなくなるわけではありませんでした。よって、回復カードは欲しくなりました。しかし、まんたんのくすりはミミッキュとそこまで相性が良くないため、まんくすを複数枚採用するべきではないです。また、まんくすを打ちたいターンにはメタグロスが攻撃を耐えているため、センパイとコウハイを打てず、サーチできません。そのためピン刺しのまんくすは機能しないと想定されます。よって、ピン刺しで触りやすいアセロラは理にかなっていると考えます。
→今回アセロラを採用してみましたが、メタグロスをアセロラで回収する動きは決まりませんでした。有効に働く盤面を考えると、ベンチにメタングとダンバルがいる状況となります。よって、やはり進化下を場に出しておくことが重要となります。
<改善案>
レベルボール(ミミッキュ、ダンバル、メタング、アローラロコンをサーチできる)を採用し、アズサを打たずともたねを広げやすくしましょう。
逃げ0ポケモン(カプ・コケコ、かるいし、月輪の祭壇など)を用意しておき、サーチから即でミミッキュをバトル場に出せるようにしましょう。
→レベボで呼べる逃げ0たねポケモン(エネが対応するもの)一覧
・ひかるミュウ
・ミュウ
・アローラコラッタ(かじる)
・ノコッチ(ほるほる)
・ノコッチ(きずにかみつく)
また、派生案として、レベルボールでサーチできるオクタンラインの採用が視野に入ります。サーナイトオクタンのデッキタイプを参考にします。縦引きを強くすることで、センパイとコウハイと合わせてパーツ3つを揃えやすくするほか、グズマアセロラを連打する動きも期待できます。
試してみましょう。
コメント
やじ○ょ やじ○ょ2018年2月26日21:23
メタグロスで殴ることしか考えてない自分にとっては目から鱗ですね。
言語化するのも素晴らしいですが、なにせ理解力が低いので今度そちらにお邪魔してデッキでも回しながらお話聞きたいと思いました。(ひどい感想コメントで申し訳ないです