【ピアノ日記】ヤマハのグレードを受けようかな…?(小声)
私は今なんとなく、ヤマハのグレードを受けてみようかな…という気持ちになっている。
6級までは学生の時に取ったので、受けるなら5級である。しかし5級と言えば、ヤマハの講師にもなれるという難関資格。学生時代の先生が、6級までは簡単だけど5級からは突然難しくなると血相を変えて言っていたのを思い出す。
けど、ネット上の募集要項を見てみると、自由曲の例として挙げられているのはバッハのフランス組曲やドビュッシーのアラベスクなど、そこまで難しい曲じゃないのよね…。
初見課題もぱっと見ではそこまで難しくなさそう。即興演奏だけは、普段やっていないので難しそうに思えるが…。
え〜、先生になれる級なのに?
何かカラクリがあるのだろうか?
クオリティの高さが求められるってことか?
だって天下のヤマハ音楽教室の講師資格が取れる級だよ?!
絶対に何か理由があると思ったので、ネットとYouTubeを検索してみたところ、おぼろげに見えてきた。
やはり自由曲は、難しい曲が弾けるかどうかというより、簡単な曲でもいいから演奏クオリティの高さが求められるようだ。
確かに、一般的に簡単と思われているような曲でも、上手な人が弾いていると、「あ、この人上手だ」ってすぐ分かる。音色と言い和音のバランスと言い、何から何まで考え尽くされてるのよね。そういう意味では、簡単な曲でもそのあたりの技術や表現の巧みさは如実に分かるってことで、そこを審査されるのだろう。納得。
初見課題も、募集要項に載っていた問題例を改めて弾いてみると、音楽的なことをあまり気にしなくていいならなんとか間違えずに弾くことはできる。が、これを一発で音楽的にクオリティ高く、いいテンポでミスなく弾くのは確かに難しいぜ、と思わせる譜面だった。
即興演奏に至っては、ちょっとトライしたものの、「⚫︎×※⁈◻︎⁈」となり、楽譜をそっと閉じて見なかったことにした。子供の頃に幼稚園併設のヤマハ音楽教室でピアノを始めたこともあり、当時は作曲や即興演奏も好きだったのだが、あれから幾星霜。作曲の脳みそもすっかり硬直してしまったのだ…。
ネット情報によると合格率10%で、一回ではまず受からないそうである(←考えようによっては、ダメ元なので合格率の高い試験よりもかえって気楽に受けられる)。
でも条件さえクリアすれば、小学生でも合格するんだって。そりゃまあヤマハ音楽教室の生え抜きでやってるエリート生徒さんなら、こういう訓練をずーっとやってるわけだし、しかも子供の吸収力、柔軟性、物おじしなさ。子供でも合格するというのはある意味納得がいく。
かえって大人の方が厳しい試験かもしれない。だって即興演奏なんてさ、自分で作った旋律を覚えていられないんだもの。A B Aの三部形式で、2回目のAの時に、最初のAで何て弾いたかを忘れちゃってるんだよ。
これ、記憶のおぼつかなくなってる私たち世代の大人には厳しいよね。まあグレード受験は本来若い人を対象にしているのだろうな。
このままだと、受験日すら決めていないため、なあなあにして延ばしてしまいそう(東京だと年間に何回も試験があって、申し込みも1ヶ月前まででいい)。それどころか、結局申し込まずに諦めて辞めてしまいそう(笑)。なので、noteに書いてみることにしました。これで、世の中に向かって書いたから、もう後戻りはできないだろうということで(?)。