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【ピアノ日記】外向き=内向き?

去年からピアノの練習を通じて、考え方や物の見方が色々と変わったと感じていますが、そのうちの一つ、「外向きと内向きは実は同じことなんじゃないか」という件について、今の時点の考えをまとめておこうと思います。

私は体を動かす系の趣味として、20代半ばからずっとダンスをやっていますが、それとは別にごくたまにヨガのクラスも受けています。ヨガをするとスッキリして何か気持ちいいので、たまに思い出したように無性にやりたくなって、単発で行くという感じ。

で、これまでは、ダンスとヨガは同じく全身を使うものであり、ストレッチや筋トレの要素などは共通するものの、根本的には全く違う目的を持つと思っておりました。
私の理解では、ダンスは基本的に、舞台で発表することが前提の、人に見せるためのもの。ヨガはどっちかというと、人に見せるのではなく、自分と向き合うためのもの。ダンスは外向き、ヨガは内向きで、真逆の考え方。ピアノもダンスと同じで、発表してナンボなので、ベクトルは外向き。

なんですが、去年ピアノを苦行のごとくw、練習していてですね……。結局ピアノも、最終的には自分に問いかけて、自分を知る作業に他ならないと思ったのです。このフレーズを私はどう弾きたいのか、どういう演奏なら自分自身と音楽が一致する感覚が得られるのかといったことに始まり、なんで私はいつもここでテンポが速くなるんだ、なんでここで力んで毎回音を外すんだ、みたいな演奏上の根強いクセの原因を探るなど、もーベクトルはとにかく内向き。自分、自分、自分! だったわけです。ヨガで自分と向き合う作業と、ピアノで自分と向き合う作業が、ほとんど同じだと感じられたんです。

最終的なアウトプットが、たまたま人に見せるものなのかそうじゃないのかの違いだけで、そこに至るまでの道のりは究極の自分探しの旅だなという風に思ったわけなのでした。自分探しの旅というと大げさだけど、練習していると小さなことでも自分に対する発見があり、毎日違う景色が見られる。それって旅に近い感覚だと思います。

この、外向きだと思っていたものが実は内向きだった! という考え方の変化は、自分にとってかなり大きいような気がしています。(まだ自分の中で考えがまとまっていなくて、「だから何やねん」というオチになってしまいました……)

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