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【ピアノ日記】重い腰を上げ、ショパンのエチュードを…

ショパンのエチュードに取り組むのをずーっとサボっていた私。なぜかって? そりゃ決まってます、難しいからですよっ!
しかしピアノ学習者たる者、ここを避けては通れない。というよりまぁ本音は、「ショパンのエチュードがレパートリーだったらカッコいいなあ〜」かな。
というわけで、今このやる気のあるうちに着手しようと、数年越しでおサボりしていた重い腰を、ついに上げた。
一応、エオリアンハープ、革命、別れの曲など、有名どころは過去にレッスンで見てもらっていたので(エオリアンハープ以外は終わった後全然練習しなかったので既に弾けなくなっている💧)、新しい曲をやってみようと思い、超カッコいいOp.25-12「大洋」を選びました。
先生によると、この曲はエチュードの中では意外にもそんなに難しくないらしい。と言っても私には充分難しく感じるけど。

ところで私は最近、ピアノ関連の本を読むのにハマっている。そこで、ショパンのエチュードの本ってないのかしら? と書店で探してみたところ、練習法を詳しく記した本を見つけた。
「パスカル・ドゥヴァイヨンのショパン・エチュード作品25の作り方」(音楽之友社)です。
(ちなみに作品10バージョンもあります)

この本で、ピアニストのパスカル・ドゥヴァイヨン先生が、微に入り細に入り紹介してくれている練習法がめちゃめちゃ秀逸で!
いや〜、プロの方って、こんなに緻密に分析して部分練習するんですね!!👀
今まで部分練習やってたつもりだったけど、全然足りないなーと思いました。プロで基礎がある方々ですらこんなに細かく練習するんだから、私なんぞの部分練習が不充分だなんて、傲慢も甚だしかったのね💧

で、この本に書いてある何パターンもの練習法を、本を読みながら試していたのだけど、だんだんいちいち本を開いたり閉じたりして見るのが面倒になってきた。そこで閃いた、練習効率化の方法!
昔懐かし、カード式。今でも使っている人はいるのかしら?
私は文房具が好きで、ノートやカードの類いを今でも大量に持っているのだ。これに、本の内容を一覧できるようにまとめて、譜例はコピーして貼ったら見やすいんじゃないか?

練習そっちのけでいそいそとカードを作り始める自分。どうしてこんなに楽しいんでしょう。
そういえば高校時代も、好きな教科のノートをきれいに作るのに命をかけていたよ…(遠い目)
「日本史講義の実況中継」という、大学受験用の参考書を使ったことのある方はいらっしゃるだろうか(もう30年以上前)。
その参考書では、A3だかA4だかのノートに、各時代のまとめを自分で作ることを推奨されるのだが、それを作る作業が楽しくて楽しくてしょうがないのです。勉強が楽しく思えるという、まことに稀有な体験。世の中があんな勉強ばっかりだったらいいのに…。

と、昔話はさておき、練習カードを作り終えて満足♪ 見ながら練習するのもまた楽し♪
しかしドゥバイヨン先生の練習法はかなり地道。片手ずつの部分練習が何種類もあり、ようやく両手の部分練習に移れる。全部やっていたら日が暮れるので、かたまりごとに分けて、毎日少しずつやることに。
早くテンポを上げて通したいけど、急がば回れで、地道にゆっくり音型や指の動きを脳に入れていった方が結局は早く仕上がるんだろうな〜。
「急がば急げ」な性格の私にはストレスたまるけど、これも修行と思い、ドゥバイヨン先生について行きます〜✨
それにしてもドゥバイヨン先生に、この方式で他の曲の練習本も書いて欲しいっ! せめて有名なものだけでもいいから、ベートーヴェンのソナタの練習法教えてっ! 音楽之友社にリクエスト送ろうか。

本からコピーした譜例と、練習法の簡単なメモ。自分の気付きはペンでなく鉛筆で書いておく。片手の練習だけでオモテ面が終わってしまった!
両手の練習を裏面に。あんまり几帳面な性格じゃないので、譜例の切り貼りがガタガタなのは許してください😅
もちろん作品10バージョンもゲット!
この練習カードを今後少しずつ増やしていくのが楽しみだわ。

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