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【ピアノ日記】本番で謎の間違いをする理由の考察(身も蓋もない理由😅)

今日は、これってあるあるだと思うのですが、なぜか本番で謎の間違いをしてしまう理由を、自分なりに考察したいと思います😂

本番での謎の間違いは何種類かあると思うのですが、よくあるのは暗譜を忘れる、指が固まって回らない、指が震える、予想外のところでミスタッチする、などでしょうか。
このうち暗譜については、私の場合最近は最初から楽譜を見て弾くと決めることも多いです(精神衛生上よろしいようで…)。
指が固まって回らないのは以前はよくあったのですが、アレクサンダー・テクニークのレッスンを受けて割とすぐ大丈夫になりました(私の場合とにかく演奏時の姿勢がカギ)。
指が震えるのは今でもたまにあるけど、今年独奏の場数を踏んでだいぶ無くなってきた。
今日はこのうち、予想外のミスタッチ😂について考えたいと思います。

私は、自分でもやめたいのだけど、どっかしら完璧主義のところがあり、ミスすると落ち込むのがイヤで微に入り細に入り練習して準備するのだけど、それでも本番では思いもよらないところでミスタッチをしてしまうのです。今年の秋の発表でも、超難しい曲というわけではなかったのに、しかも弾き合い会などで何度も人前で弾く練習をして備えていたのに、「え、ここでやる?」みたいなところでミスタッチしてしまった(大したミスじゃないんだけど、曲が有名すぎて聴いてる人に絶対バレてるやつ)。

私のパターンとして多いのが、いつもの感覚で指を置いても、目指すキーに到達していなくて、ミスタッチになってしまうというもの。やっぱり本番の時はどうしても体が固くなってしまっているんだと思うけど、出してみたら思った音と違ってたというのは結構びっくりするもんである、笑。感覚としては、日本語で「りんご」と言おうとしたら口から出て来た言葉が「いちご」だったので我ながら驚く、という感じ。

これ、子供の頃に習っていて再開した人には結構わかってもらえるのではないかと思うけど、子供の頃ってほとんどそういうことがないのです。「りんご」と言おうと思ったらちゃんと「りんご」と言える。なんというか、脳と指先がばっちりリンクしていて、この音を弾こうと思えばその音を何も考えず普通に弾ける自信がある。だから当時は発表会の時も必要以上に緊張しなかったし、みんなに自分の演奏を聴いてもらえるのが楽しみだった。
それが大人になって再開したら、なんだこの脳と指先のリンクが切れている感じはっ!😱こんなんだと、演奏する楽しみより恐怖の方が断然大きいわい。私の場合辞めたのが22歳の頃と遅く、なまじ当時の体感的な記憶が今でも結構残っているだけに、その落差が本当にショックでした。

しかしピアノのような超絶難しい作業でなくても、40代に入ってからは日常生活でも脳と体の末端のリンクが切れているのを感じるので、まあ致し方ないかな…という気もする。その証拠に、何か物を持っても落としてしまうことが多く、スマホなんて持ったつもりで何度床に落としたか分からない。これ位の重さの物体は、これ位の力で掴めば持てるだろうという感覚が薄れてきていると思う。

というわけなので、ミスタッチの理由=加齢(!?)という身も蓋もない考察をしてしまったが、ただでさえ難しいピアノの演奏なんだから、思ったとおり弾けなくても落ち込まないぐらいのメンタルじゃないと、今後はもうやっていけないと思うのよねぇ。

でも、、、やっぱり、、、過去と比べても何の意味も無いと分かっていても、「りんご」=「りんご」と言えていた頃の記憶が残っていると、どうしても「あ”~~~!!(頭をわさわさ)」と地団駄踏みたくなってしまう😂

しかし、最近よく見ているヨガのyoutubeで、こんなことを言っていました! 「年を取ったら、現状維持は、イコール進歩」。つまり、年を取ると昔できたことでもできなくなるのは当たり前なので、もしあなたが現状維持しているとしたら、それはすごい努力のたまもので、つまり進歩しているということなのです、みたいな。それを聞いて、なんか嬉しい気持ちになった。

ちなみに、ピアノは再開だけど、もう一つの趣味の踊りは完全に大人になってから始めたので、自分の中では常に今が一番進歩していて上手!という感覚でできるのが楽しい。ただしこちらは大人からならではの悩みも🥲
踊りのレッスンは通常グループレッスンで、子供の頃からやっていた人たちと一緒にレッスンを受けるので、どうやったって彼女達には敵わないのを毎回ヒシヒシと痛感させられる。回転系の技術など特にそう。
そんな時、「あ~、私だって子供の時に習わせてもらえてたらな…」と、取り返しのつかない過去が容赦なく襲ってきて、内心すごくモヤモヤする。実は自分の中では一番真剣にやっているのは踊りなので、真剣な分結構辛いのです。

過去と同様、他人と比べるのも何の意味も無いと分かっていても、どうしても落ち込んじゃうのよね。
音楽も踊りも、余計なことを考えずスッキリそれそのものを楽しめるメンタルになりたいよ。楽器を弾くのも踊るのも、本来ならとっても素敵なことなんだから…。

よし。来年の目標は、余計なことを考えず楽しむ、これだなっ!

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