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街は変わる。
〜今日の一枚〜
いつだって車通りが多い渡辺通り。このど真ん中でバイクがエンストしたことがあって、めちゃくちゃ恥ずかしかった。
こんにちは、今日はけっこうショッキングな記事を見つけたので、そのことについてです。
ちなみに、しばらく更新を怠っておりました。すんません。
1週間ぐらい更新してなかったのですが、その間何もしていなかったわけではなく、コソコソと実は行動しておりました。
4日前ぐらいには久々に福岡に帰りまして、会いたい人に会ったり、街を歩き回ったり。
その時のことについては、明日以降に書いていこうと思いますが、
今日は私の地元である福岡でのことです。
今日もSNSを眺めていると、天神のジュンク堂が6月末に営業休止するという記事が飛び込んできて、「ウソやん、、」と仕事の手を止めざるを得ない心境でした。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/612140/
ビルの再開発に伴い、現在の場所から退去する必要があるのですが、移転先を見つけることができず、一時休店するとのこと。しかも再出店が2024年の年末予定ということで、しばしの間お別れとなります。
あの規模感の書店がなくなってしまうというのはかなりショックですし、個人的にも、あの場所には色々な思い出が詰まっていたので感傷的になってしまいました。
初めて利用したのが高校生のとき、英語の単語帳を買いに行ったのを今も覚えています。
最初は、欲しい本がどこにあるのか探すだけで大変なほどの広さに困ったこともありましたが、
「あそこに行けば、大概の本はある」という信頼があって、大学生、社会人の頃も足しげく通った場所です。
暇つぶし用の小説を買いに行ったこと、
文具コーナーでボールペンの替え芯を買ったこと、
タピオカドリンク飲みながら店内中を歩き回ったこと、
本当にたくさんの思い出が詰まっています。
何より、自分が写真家を目指したいと思ったきっかけとなる本との出会いもこのジュンク堂でした。
4階の、エスカレーターからまっすぐ奥の方に進んだ先にあった、写真ブース。
大学4年の時に立ち寄った際に見つけた、1冊の写真集を夢中になって読み漁り、そのままレジに直行した思い出は、これからも忘れることはないです。
節目節目でとてもお世話になった、ジュンク堂。
このことを知っていたら、こないだ福岡に帰った時に立ち寄ればよかった。せめて一枚写真を撮っておきたかった。そんな気持ちでいっぱいです。
月末行けたら福岡に戻って、勇姿を見届けに行こうかな、と本気で思っております。
時間が経つにつれて、福岡という街も、私たち同様どんどん変化しています。
これは決して悪いことではなく、より良い暮らしのためには、街が新陳代謝して行くことは原理原則なのかもしれません。
ただ、その流れと逆行して私たちの心に残り続けている「街」の存在もとても大切で、当時を振り返ることで、「自分の原点」を見つめ直すきっかけになる可能性を持っています。
でも人間の脳は、時間の経過とともに、昔の情報を引き出す能力が弱くなるので、きづいたら「街」が存在していたことすら思い出せなくなることもあり得る。
そんなことがあるからこそ、写真は必要になってくる。
写真が見ればいつでも「街」を思い出せるし、当時の感情も呼び起こしてくれる。
これからも福岡という「街」を忘れないよう撮り続けてければと思います。
それでは、また。
おやすみなさい。