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キーボードの沼

どうも、HHKBの沼の住人です。


と話を聞いて、「あーキーボード沼の住人かー」と思っていただけたのならば、きっと同志だと思う。



PC歴15年の私のこれまでのキーボード歴を語りながら、それぞれのキーボードの特性について話せたらと思う。


初代  Razer BlackWidow Ultimate Stealth

軸系(オレンジ軸)、ゲーミングキーボード。

自作PCを組み立てている時、周辺機器選びのときに一目惚れした。
当時キーボードの知識が全く無かった為、
とりあえずいい奴
くらいの認識しかなかった。

しかし初めての外付けキーボードというので、思い入れはつよい。
私のキーボード選びの旅は全てはここから始まったのである。

使用時を思い返すと、
「このキーボードは打鍵音はうるさかった」
という認識なのだが、執筆段階でレビューを見ると
ほどほどの打鍵音という内容が目立つ。

改めて、キーボードは人の好みが強く出る世界であると強く思う。


2代目 Logicool CRAFT

パンタグラフ式、作業用キーボード。

音が気になり、当時最新キーボードであった本商品を購入。
当時の自分の認識は「薄くて、いいやつ」。

自作PCを組み立てたは良いが、結局ゲーミング用途でPCを使わなかった。
なら文字入力などの作業に向いているキーボードはないかと調べて見た結果、左上に面白いツマミがあるキーボードが新発売されていたので、購入。

見た目も好みだったので、これも一目惚れだろう。

軸系とよばれる、押し込むのに深さが必要なキーボードから薄いキーボードに乗り換えた訳だが、最初は違和感が強かったのを覚えている。
何よりこのキーボードはキートップが丸くくぼんでおり、それも違和感に拍車をかけた。

しかしタイピング感がしっとりしていて、特徴的だったのを覚えている。
後継機も沢山出ているので、この打鍵感に魅了されいる人が大勢いるのが想像出来る。
実際、ノートパソコンに慣れ親しんだ人に外付けキーボードをオススメするとしたら、このシリーズかもしれない。


3代目 Apple Magic Keyboard


※以下の画像は現行最新モデル。
私が使用していたのは2つ前のモデル

いきなりのAppleである。
薄型キーボードに味をしめてしまった。

これまでのPCはデスクトップだったのだが、移動が多くなったのでノートパソコンが必要になり、「ならせっかくだし、今まで使って来なかったmacbookにしてみよう」という動機でMacデビュー。

その流れでApple公式の外付けキーボードである、Magic Keyboardを購入した。
安いと感じるのは、これまでの歴代キーボードの価格が高すぎて、キーボードに対する金銭感覚がぶっ壊れてしまっているのだ。

初めてのノートPCであり、初めてフルサイズ(テンキーレスかつ、HomeやEnd、独立した矢印キーがついているサイズ)ではないキーボードでPCを操作することになったが、その経験から、一つ気がついてしまう。

自分はあまりキーボードの右側を使っていないのだ。

そんな気付きをくれたmacbookと本キーボードに感謝。


4代目 FILCO Majestouch Stingray CHERRY MX Low Profile Switch

自作PCを組み立て直したのを期に、ゲーミングキーボードと呼ばれるものが欲しくなり購入。
自作PCがWindowsというのもあり、Windows用のキーボードが必要になったのも大きい。

このキーボードから得た経験は
「私はLow profile Switch(浅い軸系)は向いていない」ということである。

キーボードの購入を検討している時に
ノートパソコンのキーボード(パンタグラフ)に慣れているなら、浅い軸の方が馴染みやすい!

という記事や情報を沢山見て購入したが、私には合わなかったのだ。
パンタグラフに近い打鍵感の、いわゆる茶軸ではなかったものの、ここまで自分の指に合わないとは思わなかった。

高い金額のキーボード≠自分にとって最高のキーボード

これは他には代え難い経験である。


5代目 HHKB Professional Type S

コンパクトサイズのキーボードが自分にとって理想。
ならばコンパクトサイズのキーボードのなかで有名なものは何か。

そんなことを思い、調べていると、HHKBに出会ってしまった。

初めてのUS配列もここからである。
キー配列の変更も、ここからである。

このキーボードは、とにかく罪深い。
私をキーボード沼にはめた、張本人である。
キーボード沼にハマりたくないなら、このキーボードには近づいてはいけないとすら思う。

このキーボードの魅力はなんといっても
「タイピングが楽しい」
という一言に尽きる。

静電容量無接点方式、と呼ばれるスイッチによる
独特のタイピング感。至高である。
またFnキーを多用することで、指の動きを最小限にするという思想は自分には非常にあっていた。

またキー配列を変更する(リマップ機能)のもこのキーボードからである。
スペースバーのすぐ左の場所にもFnキーを配置することで、Fnレイヤーを親指一つで使えるようになり、これも自分の環境では非常に便利に使いこなす事ができた。


重ねて警告するが、キーボード沼にハマりたくないなら、このキーボードには近づいてはいけない。
このキーボードに馴染むか、馴染まないかは人それぞれの好みだが、何故だかキーボードに対する知見が深くなってしまうのである。


6代目 REALFORCE GX1 45g

現役ゲーミングキーボード。
「静電容量無接点方式」の打ち心地を先代HHKBで知ってしまい、同様のスイッチでゲーミング仕様を探すとこれに行き着いた。

スペックには満足しているが、打鍵感に関しては個人的感覚として、HHKBに軍配が上がる。

同じ静電容量無接点方式であるのにここまでタイピング感が変わるとは、驚きである。

実際にゲームをするときはこのキーボードを使い、設定をすることでゲーム向き特化にしている。

使っていて思うが、やはり私にとってHomeやEndなどがある空間は持て余してしまっている傾向にある。
なのでその6つのキーはマクロキーとして運用しており、元々その場所にあるキーはFnキーと何かのキーの同時押しで出せるように変更した。

この使い方は個人的にオススメである。


7代目 HHKB Studio

今現在メインで使っているキーボード。
個人的にデメリットは高い事と、重たい事だが、それ以外は完璧である。
また「重たい」というデメリットも、タイピング感に影響するので完全なデメリットとは呼びにくいのである。

私は出社して会社のPCで仕事をするときも自宅のキーボードを持ち運ぶくらいにはこだわりが強い(そもそも会社のパソコンはJIS配列で、記号の位置が違う)のだが、HHKB Professional Type Sを使用しているときにふと感じてしまった。

なんかキーボードが押せてないな・・・

実際押せていないわけではないのだが、静電容量無接点方式でタイピングしていると、一定押し込むと抵抗が一気になくなり、ストンと下にタイピングできるのだが、その”一定の押し込み”までの重さが違和感を感じるようになったのだ。

この一定の押し込みは茶軸、タクタイル系、パンタグラフ系など様々なスイッチに共通して言えることではある。

そこで4代目のキーボードの赤軸(リニア)を思い出す。
あれこそ今求めているものではないか??

そして違和感を感じていたのが押し込む深さなのであれば、新しいやつは通常の深さにしたい。
でもHHKBの配列じゃないと、もう使いにくいと感じているんだよなぁ。


HHKB Studio


そうして私は彼と出会った。
高い買い物だったので、ゲオのレンタルサービスを活用して「これは私に必要な存在だ!」と確認してから購入に踏み切った。


まとめ


上記らのように、これまで様々なキーボードを触ってきた訳だが、身にしみて感じる事がある。


”自分にとっての”良いキーボードは実際に使って見ないと分からないのだ。


私は比較的キーボードやマウスなどに対する予算感は高い方だと感じているが、満足が出来るキーボードかどうかは実際使って見ないと分からないのである。

なのでこの記事を読んでくださった方は、できれば実際にキーボードを触ってみることを強くオススメする。
比較的安価でも、キーボードのサイズやキーの配置などの要素で使い勝手は大きく変化するものである。


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