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平成マイベストヒッツ2001-02:vol.2

前前前世の人(前世と前前世は人間ではなかった)が所有していたハードディスクドライブのバックアップから発掘した2001,2年頃にリリースされたJ-Pop楽曲フォルダ(ちょうどCDに収まるくらいの曲数で連番付されている)に入っていた曲を聞いて何か感想を言う企画。そのvol.2。

イントロダクション

再生リスト:

お好み度」は、今きいたときのお気に入り度を★5つ満点で。

# BUGY CRAXONE / 虹

お好み度:★★★

なんだかんだのなんだかんだでオリコンチャート的ヒットやマスコミ的話題も目立たない存在でありながら2020年現在まで現役なの勇気づけられる存在。


# Cymbols / Do You Believe In Magic?

お好み度:★★★

2020年代のリスナーが「渋谷系」と聞いて思い浮かべる音楽性のテンプレートみたいな楽曲。つまり渋谷系とは「ギターが"じゃんじゃんじゃかじゃジャーン"って鳴らす軽快なポップス」という認識。このカテゴリーに属する曲はそれこそ無限大にあるので個別に紹介しきれないが最近「わーい渋谷系だー」と印象に残ったのは尾崎由香さんの『僕のタイムマシン』

▼My Time Machine

渋谷でチュッ!われわれオタクにはアキバとシブヤが悪魔合体した「アキシブ系」のほうがオナジミかもしれない。Cymbols 世代のRound Table が Round Table feat. Nino でオタク界を席巻。最強のあざとい楽曲がずらずらのずらりなので全アルバム必聴べし。

▼Let Me Be With You - Round Table feat. Nino

▼Rainbow - Round Table feat. Nino

サブスクストリーミングには乗っていない模様の悲しみ。

Round Table のメンバー北川勝利さんが、やなぎなぎさんの『ユキトキ』などで知名度をバク上げし

▼ユキトキ

花澤香菜さんのアルバムにがっつりプロデューサー・作家として噛むことで、J-Pop本流ではほとんど耳にすることのない(caplseから何かに至る話はまた別件)渋谷系の血脈がオタク国シブヤシティで一大勢力を築いている。

▼花澤香菜 『あたらしいうた』(Music Clip Short Ver.)

なんたらかんたら。

※「渋谷系」はフリッパーズ・ギターなど前期、ピチカート・ファイヴなど後期を経て20世紀で終わったジャンルであり、Cymbolsらはフォロワーみたいな教義の歴史観がある。2000年代以降の音楽を指して「渋谷系」などとtwitterで安易に触れると様々な史観に囚われた渋谷系警察に取り囲まれてマウンティング暴行を受けるので気をつけナハレヤ。


# fra-foa / 月と砂漠

お好み度:★★★

渋谷シティが空間転移装置アキバへ移動する一方、シモキタザワカイワイではエモーショナルな音楽が流行していた。エモコア、スクリーモ、その他もろもろのエモほにゃらら、あるいはエモーショナルに脳を焼き切られて轟音に沈んだシューゲイザー。

そんな中から誕生したバンドのひとつがfra-foa。そのデビューシングルが『月と砂漠』だ。前前前世の誰かサンは1stアルバムで fra-foa たいへん好きになりライブにも数回足を運んだりしたとかなんとか、そこらへんの話は vol.10 で。

『月と砂漠』は、たまたま次のような音楽を聞いていたのでちょっとシンパシめいた何かがあった。

▼Queensrÿche - Promised Land

▼Dream Theater - New Millennium

▼Pink Floyd - Set The Controls For The Heart Of The Sun


# K./ Can you see...? ~ Beating of destiny

お好み度:★★★★★

地続きで『Can you see...?』はイントロで『Beating of destiny』が本編の実質1曲。

「K.」で今となってはとってもエンググラルティブアビリティメンテッドが低いアーティストの隠れた佳曲。vol.1に登場した wyolica にパラレる系譜。

▼Precious World


# MIYUI / 宝箱の中の老人

お好み度:★★★★

もう情報も何も残っていなさそうな謎の人物の曲がたまたまYoutubeにあがってるもんだなあ。


# the Indigo / BLUE, あいしてよ

お好み度:★★★★

3人組(後にベーシストが脱退)グループ the Indio のデビューシングル曲『BLUE』とカップリング『あいしてよ』。ボーカル田岡美樹さんのリラックスした歌声がとても大好きでアルバムしっかり追っかけて買うほどにはファンでした。J-Popメインストリームは「ディーヴァ」ブームで、パワフルな「歌唱力」で圧倒するタイプの歌い手が苦手だったので癒やしの存在。


# つじあやの / クローバー

お好み度:★★★★

つじあやのさんのデビュー曲。『風になる』を始めその後の活躍はここであえて紹介するまでもないほど。


# 岩男潤子 / おひさま

お好み度:★★★★★

この曲は「お、おー」ってフレーズのニュアンスとか。

2020年現在バーチャルユーチューバーを指して「絵がなぜユーチューバーの真似事をするのか」など戯れ嘯く者があるように、声優家業の人が歌手活動することへ疑問を呈する人は今も昔もいたといいます。声優家業の奥義たる演技が注入されたとき歌手専業の人が歌に込める技法とちょっと違うサムシングがエルスなんだ。

この曲は「お、おー」ってフレーズのニュアンスとか。


# Goddess in the Morning/ Flower Crown

お好み度:★★★★★

新居昭乃と柚楽弥衣のユニット Goddess in the Morning の同名アルバムより。今に至ってもカルト的人気アルバムなんじゃあないでしょうか。

https://music.apple.com/jp/album/goddess-in-the-morning/308998592


# 泉川そら / ヤッホー!タートルバージョン

お好み度:★★★★

「タートルバージョン」は「編曲 亀田誠治」さんのバージョン。イズミカワソラ名義になってリリースされた2枚のミニアルバム【浮かれビート 地下1階】【はがねマシーン】は傑作なのでそこから入って頂きたく思いますってしかしサブスクもDL販売も対象外でCDはもう入手は困難か……せつない。なにげに楽曲提供も佳曲が揃っていてアキバシティを裏からこっそり支えた英傑。ガチャガチャしたハッピーな曲が持ち味。

▼堀江 由衣 Happy happy ~ rice shower -type yui-

▼諏訪ななか / ポップコーンの雲


# 大葉るか / Edge of Innocence / センチメンタル・アナーキー

お好み度:★★★★★

大葉るかさんの1st, 2ndアルバムからそれぞれのリード曲『Edge of Innocence』と『センチメンタル・アナーキー』。ミスチル傍流というかなんというかなで壮大なCメロ(大サビ)が印象的な前者とパワフルな後者どちらもよい曲。

大葉るかさんは「シングルが主力商品/アルバムはシングル集+おまけ」みたいな商戦の最盛期の有頂天かやや過ぎたあたりの時代、あえて「アルバムデビュー」を謳われた珍しい人材。


# 中島礼香 / ハートのつばさ

お好み度:★★★★★

アイドル中島礼香さんのデビュー曲。

あらかわ。

# 堀江由衣 / 毎日がお天気

お好み度:★★★

(^o^)


# 遊佐未森 / ロカ

お好み度:★★★★★

手元のはシングルバージョン

こちらは別バージョン

奇数(5≦N)拍子の妙とドリアンスケイリングを組み合わせたプログレ人(びと)またはゲーム人(びと)延髄もとい垂涎の名曲。

ここで5拍子といえば…と、とある曲が頭に浮かんだけれど曲名がさっぱりわからかず、ゆうて有名な曲だからすぐ見つかるじゃろといろいろ探したけど全然まったくヒットしなかった様子がこちら。

コメント 2020-06-15 132223

クイズ、その曲とは!?!?!?……正解は次回!!!!!!

ソンジャーネ!!!!

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