ベスト・オブ・2022年
2022年のベスト・オブ、ホニャララ。2022年はほとんどグッツにお金をかけなかったのでコンテンツ中心。
ベスト・オブ・ゲーム
「Dorfromantik」は年末に始めたばかりなので来年のラインナップ。
Dorfromantik
Splatoon3
ゼノブレイド3
Stray
リトル ノア 楽園の後継者
A Plague Tale: Innocence
RETROWAVE
SNIPER ELETE 5
Diablo Immortal
V Rising
ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界(Tiny Tina's Wonderlands)
TUNIC
FAR: Changing Tides
The Outer Worlds
Outer Wilds
大作賞:ゼノブレイド3
シリーズ最大規模で最高峰の出来栄え。物語では悪役(ラスボス)の魅力が弱いのと(サブクエスト、特にヒーロたちのクエストが優秀で世界が立体的に描かれてて後味もよい)、一部UIの不便さくらいしか欠点がなくてほんと楽しく夢中にプレイした。DLCパスも買ったのでリリースされるたびに引き続きちょくちょく遊びたい。最終DLCはゼノブレ2のイーラ編みたいな大作になるみたいなのでとても楽しみ。
ハテブ(はてなブックマーク)につけた感想コメントはこちら:
エセル(幼)の拡張コンテンツ期待してます!
インディーズ賞:Stray
思い出に残りました。
次点
「Splatoon3」正当進化、では片付けられないほどのゴージャスな出来栄え。2は1を脱却するぞとリキんでしまったところがあったが、3は1+2を見事に再構築した。列挙すればきりがないほどいろいろなさまざまが改善・強化されてたスゴイ。マルチプレイの調整については四季折々なので言及は避けます。
「Tiny Tina's Wonderlands」ゲームシステム、バランスなどゲーム体験はシリーズで最も洗練されててよい。メインストーリーは弱い。エンドコンテンツはハクスラFPSにローグライトを取り入れる野心は良かったが、まだそのジャンルには未踏の領域が広がりすぎてる。DLCは小規模でしょぼかった。
「The Outer Worlds」今となってはレトロなフォールアウトシステムRPG。レトロで好き。歩んできた選択肢が物語になるのロールプレイしてる感がいい。とはいえいろんな選択が及ぼす物語の変化を周回したいってほどでもなかった。
ベスト・オブ:読書
ノミネート
21世紀の貨幣論
奇跡の社会科学
そのとき、「お金」で歴史が動いた
日本史の謎は「地形」で解ける 〃【文明・文化篇】
誰も教えてくれないお金と経済のしくみ
変異する資本主義
東大生が日本を100人の島に例えたら
図説・激闘ローマ戦記―決定版
円 劉慈欣短篇集
すべての道はローマに通ず ローマ人の物語X ~ ローマ人の物語XV(最終巻)
ベストSF2021 (竹書房文庫, お6-2)
富国と強兵―地政経済学序説
こうすれば絶対よくなる!日本経済
時間は存在しない
国土が日本人の謎を解く
なめらかな世界と、その敵
『東大生が日本を100人の島に例えたら』ムギタロー
これは平易で最適な現代経済入門書。お子さん親御さんみなさん全員に配ったらいい。現代の国家と経済の仕組みを適切にモデル化して説明している(金融は意図的に除かれている)。モデル化とは、特定の範囲を/特定の観点で/完全に記述したものだ。「日本」を100人の島に例えたモデル。机上の空論めいた経済学ではなく、実際の国家/経済を出発点に丁寧に説明している。
次点 『21世紀の貨幣論』フェリックス・マーティン
「机上の空論めいた経済学」がほんとに机上の空論だったって話を懇切丁寧に検証した本書を次点にあげたい。
主流派の経済学は、「思想」が出発点になっている。思想から導き出された神話(貨幣の創造神話=物々交換から商品貨幣が生まれた)と理想の世界(マネーも国家も存在しない自由市場だけで成り立つ経済)で構築されたそいつがいかに間違ってて有害かってよくわかる。逆に、現実の経済をよく知ったる実務家のバジョットやケインズが正しい貨幣の理解に至ったのも当然ってよくわかる。
本書では触れてないけれど高橋是清なんかがまさにそう。
▼ 高橋是清の経済政策と現代への教示
そんな感じで、後半は中野剛志氏の著作とその派生をよく読んだ2022年でした。
次点『ローマ人の物語』塩野七生
ところで前半は『ローマ人の物語』の後半戦、マルクス・アウレリウスからローマの終焉まで。カエサル~五賢帝時代が過ぎ去ったらその先はあんまり面白くないかな?とおもったら大間違いで、最後までたっぷりチョコでした。ユリアヌス帝の生涯が波乱万丈愉快痛快の異彩を放ってて好き。
ベスト・オブ:マンガ
2022年中に完結した作品が対象。連載中のマンガについては終わった年に評価します。
全部ぶっ壊す
人形の国
夢で見たあの子のために
タコピーの原罪
GIGANT
かぐや様は告らせたい
その他、アフタヌーン誌、ヤングジャンプ誌で連載終了を迎えたマンガ
大賞『全部ぶっ壊す』へじていと (著), 山岸菜 (著)
チョット不思議なワンダーと絶妙なギャグセンスがここちよい連載漫画でした。たとえば『姫様“拷問”の時間です』みたいにずっと続いていくもんだと思ってたら、突然の終幕で喪失感。
次点『タコピーの原罪』タイザン5 (著)
連載中の圧倒的話題性。更新のある金曜日は日付変更を待機するほど。悲劇が悲劇を呼びいったいどうなってしまうの???と全インターネッツ民が見守るってリアルタイム体験がプライスレス。そんな期待の絶頂で迎えた最終回は……意外とあっけなく意外とあっけなかったので次点です。
ベスト・オブ:TV番組/映画
ベスト・オブ:『サイバーパンク エッジランナーズ』
悲劇だいすき。原作ゲーム『サイバーパンク2077』は全クエストやアクティビティを消化してもしばらく散歩してたくらいにはハマったゲームだったので、ゲームロケーションで繰り広げられる新作ストーリーにはワクテカが止まらない。アニメ公開後に原作ゲームのアクティブユーザー数が激増したって現象も納得。見終わった頃にはみんな「嗚呼レベッカ……」って呟いているに違いない。CV黒沢ともよさんのキャラクターは主役から脇役まで大きな爪痕を残しがち。
次点:『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』
ひねりにひねって二転三転する「バトルマンガ」が当たり前になった感覚では、気合と奇跡と勝負の一発で雌雄を決するスタイルに古臭さを否めな否めずな序盤。でも全部終わった頃には、そんなこまかいことはどーだっていいんだ、奇跡を起こす奇跡で救済されるキャラクターの関係性そのプロットが熱いんだからってなってた。100話超大作よくやった。
次点:『地球外少年少女』
よかったです。2022年2月なのでもうあんまりおぼえてないです。
残念賞
引き続いて最後まで見た。原作を初めて読んだときは激アツ!胸熱!って最高の気持ちで読み終わった気がするんだけど、それは完全に記憶の捏造だったのか????とあまりにも何も感じなかった。悲しみ。
その他 ラインナップ
カラーで甦るWWⅡ
シン・エヴァンゲリオン劇場版
1917 命をかけた伝令
シドニアの騎士 あいつむぐほし
電脳コイル
テルマエ・ロマエ ノヴァエ
攻殻機動隊 SAC_2045
バブル
SPY×FAMILY
処刑少女の生きる道
パリピ孔明
リコリス・リコイル
メイドインアビス 烈日の黄金郷
シャドーハウス2期
シン・ウルトラマン
ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン
(ツイートなし)
ボッチ・ザ・ロックは1話だけ見ました。
ベスト・オブ:音楽 該当なし
サブスク生活もだいぶ長くなり、完全にアーティストやアルバムってメタ情報から完全に脱却して、「音楽そのもの」だけを摂取するってスタイルになりました。いい音楽をたくさん聴いた記憶はあるけれど、誰のなんてアルバムに入ってるなんて曲名なのかまったく意識していないため、ベスト・オブに何かを選び出そうにも選べないってワケ!
たまに気になった曲をメモがてらツイートしてた曲、たまたま丁寧に「ラブ&ライブラリに追加」してた曲(※1)はこちら。
(※1)Apple Musicの弱点は、せっかく「ラブ」しても「ライブラリに追加」しないとあとからスマートプレイリスト「ラブした曲」を作っても参照できないところよ!それに気づくまでラブしたけどライブラリに追加してない曲が山のようにある。ゆるすまじ!……し、気づいた後も移動中とかわざわざめんどくさいからやらないことが多い。
斉藤朱夏 『はじまりのサイン』
J-Pop分野ではひたすら王道な「いい曲」が好きです。
わーすた(WASUTA)『空とサカナ(Sora to Sakana)』
わーすたとかBiSHとか、アイドル界隈からの佳曲の供給力は止めどを知らない。J-Popの宝箱や~。
GLIM SPANKY - 「シグナルはいらない」
シャキッとしてていいね!
パスピエ 「かはたれ時に」
パスピエはなにげにずっと好きですが、こんな怪奇骨董音楽箱な音楽性を獲得するなんて夢を見ているのかしら。
Gilad Hekselman「Fast Moving Century (feat. Shai Maestro & Eric Harland)」
イカす~
I Built the Sky「When I Leave This Earth」
さわやか~
Sean Khan 「Impressions」
Impressions はいつ誰のバージョンを聴いてもいいですね!
ベスト・オブ:ヴァーチャルユーチューバー
新人賞:「壱百満天原サロメ」選手
異例のソロデビュー、そして独特なtwitterの使いまわしから早くも話題騒然。大注目の中、上々の初配信を飾る。続く「おバイオ」配信で本領を発揮し常時6,7万接続を維持する驚異的なスタートを切った。
強力なキャラクター性、抜群の配信者りょく、庶民的なプライヴェート、深いファン(サロメイト)への愛が噛み合って一躍スターダム。平常運転のハイテンションなゲーム実況から、しっとりした「ローテンション」配信の凄まじいギャップもめまいがする。
新人賞:次点 「魔王トゥルシー / Tulsi-Nightmare Madness IV」選手
九条林檎選手の縁でチェックしていたVtuberプロジェクトVEE( https://vee-official.jp/ )の第1期(dev-a)デビュー組のひとり。
初配信は企画性に富み、自分のキャラクター性とリスナーとのコミュニケーションスタイルを確立した。普通は自己紹介に終止するところ、こんな内容の濃い「初配信」は初めて見た。伝説級。
また、初期に配信された歌ってみたは中毒性が高く、しばし脳内で鳴り続けていた。
とても好調にいい感じにリスナーを巻き込んだ企画などとても楽しい活動を続けています。
余談
かつてどこかの王国で王国民として「ちわちわ」していた難民の方々へ朗報。新しい王国が爆誕しました。VEEからのデビューした2期生(dev-b)の「ミュウ・ガルシア」選手。
たすかる……。みんなげんきにしてるかな……。
また、4期生(dev-d)からデビューした「偉雷アマエ」選手は……
平常運転です。バ蠱毒バ蠱毒……。
オンゴーイング賞:holoX
2022年のベスト・オブ:ヴァーチャルユーチューバー、holoXを「ラプラス・ダークネス」選手を中心に見ていました。
これはネスちゃん選手の半年記念グッツ。
そして迎えたそれぞれの1周年記念配信は一切他のツイートを控えてじっと見守った。
その後のholoX全体配信を直前にして突然、総帥は活動休止を発表。
直後にカバー社とANYCOLOR社連名で誹謗中傷対策が発表されて、何か関係があるんだろうなあとしょんぼりした次第。いこう特に何も関せずゆるやかに復帰を待っていたところ、「鳴神裁」選手の毎年恒例行事「2022年 苦手なVtuber 結果発表」で突然4位に登場
何も知らなかったので一体なにがとおもったら、それこそ楠栞&潤羽を合体させたような大変な状況に置かれていて、これはこのまま復帰が危ぶまれるのではとちょっとしんどい気持ちに。健やかな復帰をまってます。お祈り!!!!
2022年は、holoX中心とした「ホロライブ」、サロメ選手のほか周防さんご選手・ましろ選手・アンジェ選手など尖った活躍の続く「にじさんじ」、個性と活躍著しい「あおぎり高校」、攻めた活動で盛り上がったり炎上したり事欠かない「深層組」、ゲーミングもキャラクターもイカす「ぶいすぽっ!」、そこはかとなく「VShojo」など箱を中心に見ていたかんじ。また、ご縁のあった「Zooo!!」や「ZERO Project」が解散した年でもありました。2023年のヴィーチューヴァー界ははどんなエンタメを提供してくれるか楽しみぺこね!
ベスト・オブ オーディオ機器:Sennheiser / MOMENTUM 4 Wireless
ヘッドンのホホ趣味もヒトケタマンエン前半中心ではおそらくここらが限界。たぶん数万円級のホンでは些細な違いはあっても大きな収穫は得られない。次は10万円台級にステップアップ……は嘔吐国の財政難にてたいへん困難。2023年、世界経済が好転したら草コイン宝くじちょっと買ってみてあたったら考えましょう。
おわりに
連載中の漫画については言及しないのですが、ドラゴンつながりで、ルリドラゴン。
けっこう何から何まで好みのマンガなので再開を心より祈っております。
ソンジャーネ!!!