フォルクスワーゲン ボーラ V6 4モーション 試乗レビュー
VolksWagen BORA V6 4MOTION
ボーラといえば、ボロボロの激安車ばかりが売りに出されいるか、忘れ去られているかのどちらかで、今や食卓のカラスミと同じくらいお目にかかることはできない。
しかしV6エンジンのボーラは初速から激烈パンチ!というわけではないが、それをマニュアルで操れば 豊かなトルクが立ち上がる。
おもしろいではないか。
外観は質実な印象だが、天井まで回り込んだ特徴的なドアや、内装に飾られた光沢のあるウッドはクラシカルな雰囲気だ。
ゴルフベースのコンパクトなボディサイズと 想像より少しショートなシフトストロークで 市街地をイキイキと駆ける。
ボーラは ただのしょっぱい車ではない。
乗り手の味覚がまともなら、その深い旨味を感じることができる 珍味 だ。
そう、やっぱりカラスミみたいなものだ。
(文・稲川大資)
もし私たちの記事や活動、想いに共感いただけましたら、サポートをお願いします!いただいたサポートは、これから車好きになっていく人たちにリアルを体感していただくための運営費に充てさせていただきます! 一緒に車好き人口を増やしましょう!