8月大阪❸: 居なくなってしまった
午前0時、日付が変わったので
❸として書いていこう
なぜか今宵は冴えていて
分からなくてモヤモヤしていた事が
分かってしまった
僕はこの1週間何かが起こって
グレースの僕に対する気持ちが
変わってしまったのだと思っていた
それは正解でもあり不正解でもある
変わったのは彼女の僕に対する
直接的な気持ちではなかった
元カレと別れた時に
彼女をサポートしていた僕は
彼女の『恩人』であり
『元カレと繋がっている人』でもあった
それに元カレと共依存状態だった彼女の
『一時的な依存先』でもあったから
ちょっとした疑似恋愛の様な状態でもあった
しかし時間の経過と共に
彼女の元カレへの思いに変化が起きた
今となっては元カレはどうでも良くなった
出会った事も、過ごした時間も無駄だった
ぐらいに心境の変化が起きていた様だ
それは
家族のいる家に戻り
仕事も始めて
元からの友人や
新しい知人との関係も築き始めた
新生活を過ごしていた彼女の
ごく当たり前な心境の変化である
元カレへの依存も完全に消え…
それは僕が彼女に求めていた事だから
良かった事なのだけども…
同時に僕の優先順位も下がってしまった
勿論それは彼女の意図的な思いでは無い
だからこの変化に違和感を感じた僕に
彼女は本当に驚いたのだと思う
彼女の意識の中では僕に対する
直接的な思いに変化は無かったのだから
でも僕は気づいていた
原因が自分にあるのか
彼女にあるのか分からなかったけど
まさか元カレへの思いが
吹っ切れていたとは
そしてそれが僕との関係性の
重要度の低下
優先順位の低下
興味の低下
という形で影響するとは
全く想定をしていなかった
そんな事とはつゆ知らず
僕は元カレの心境を考慮して
彼女のお母さんの心境も考慮して
今回の大阪旅行を取りやめようかと
本気で考えていたのである
勿論これは僕の推察で
彼女も言語化して考えた事など
無い内容だと思う
今回彼女と再会して
相変わらず美しい彼女は
勿論本人なのだけど
元カレの事を健気に愛していた
彼女はもう居なくなっていた
それは喜ばしい事なのだけど
僕の好きだった彼女も
居なくなってしまった様に感じた
でも不思議な事に
喪失感は感じていない
『起きている事が最善』
彼女にとってはこれで
良いのである
僕は彼女の心境の変化を
知っているのだから
それに合わせて
あげれば良いだけで
曖昧な喪失タイプBを
経験させてくれた恩人である
彼女と友人としての
1週間を楽しく過ごせれば
それで良いのである
今日起きた事を踏まえると
ひーちゃんももう一人の
ひーちゃんも大分まともだと
再認識をしてしまった
グレースはグレースで
素敵だし大好きだけども
かなりの規格外の問題児
である事は否めない
一夜が明けて、7時過ぎに起きて
シャワーを浴びて、身支度をして
8時には通天閣喫茶でモーニング
夫婦でやっているようなお店
Cafe Tsutenkaku 通天閣喫茶店
〒556-0002 大阪府大阪市浪速区恵美須東１丁目１９−6
地下鉄で梅田まで移動をして
折角なので会社の本社ビルを目指す
10時過ぎに待ち合わせ場所の確認をしたけど
昨日の16時以降既読にならないまま
Wifiの繋がるカフェで待機する事を伝えて
連絡待ち…只今11時5分が過ぎました
スカイビルを目指すも
迷子になり気づいたら
梅田のLoft前w
阪急デパートに移動をして
9階のスタバでWifiに繋げたけど
12時23分… お腹すいたなあ
食欲もないし
どこかで大声で泣き叫びたい気分
だけども、とりあえずランチ
きっと彼女からの連絡は来ない
ハンバーグとエビフライのセット
再度スカイビルにトライしたけど
行き方が分からない
今日はもう梅田で1日を過ごすから
行ってみようとするが迷子になってしまう
全く今の状況を象徴する様に
諦めてホステルに戻ることにした
シャワーを浴びて、休んでから
夜ご飯を食べに行く事にしよう
彼女からは昨日の16時のLINEが最後で
その後の僕からのLINEは未読のまま
まだ6日間あるけど
彼女との予定で埋まっていたから
全くもって困惑している
困ったものだ
夜中につけたこの記事の
タイトルどおりに
彼女は居なくなってしまった！
でもなんでだろう
失恋しているのに
それ程悲しくない
怒っていい条件が
ガチで揃っているのに
怒りの気持ちも無い
ハートチャクラが閉じたまま？！
でも愛おしい気持ちは残っている
昨日の時点で恋心は喪失していた
からであろう
大阪、神戸、京都、淡路島の
旅の友を失ってしまった喪失感
彼女の学校巡りも
お参りも、ハイティーも
きっともう実現しないのであろう
それは残念だし
悲しいけれど
『起きている事が最善』
『愛とは許す事』
『相手の選択肢を奪わない』
まあ、穏やかな気持ちで
あと6日この街で楽しく
過ごしてみよう
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？