JOKERが地上に再降臨した日。

KATーTUNというグループがいる。
まあ、彼らにはいろいろあって、6人だったのがなぜか今、3人になっている。
もし彼らが戦隊ヒーローだったなら、地球はギリギリ滅びていることであろう。

僕が印象深いのは、JOKERが抜けた時のこと。
彼のラップは素人から見ても凄みがエグかった。
青汁なら苦味がエグいと飲めたものではないが、ラップに関しては驚嘆するばかり。
聴けば思わずHands up!してしまう。

彼が辞めてから、少なくとも地上波のテレビでは、JOKERのラップが披露されることはなくなった。
Real faceも#2と題して、上田くんのラップになった。

だからKATーTUNとSixTONESのコラボで、Keep the faithを歌ったとしても、ラップは飛ばすのだろうと思った。

ところが、右から樹フェードイン。
上田くんもあとを繋ぐ。
カウントダウンが開始したのだ。

下記はKeep the faithラップ詞である。


Count down 開始 5 to the 4
Don't touch センサー 3 to the 2
I don't wanna change da style,keep da faith
自分のpaceでRace これはGame
そろそろ着火 Runaway 1
Lifeをかけた愛撫でBlaahh..

樹、とは実はJOKERの弟である。
その彼が兄のラップを歌った。
そして上田くんも歌った。

Jr.の番組では歌ったりしたこともあるのだが、地上波となると、衝撃が違った。

テレビを見ていた僕と嫁は歓声とHands up!し、リビングが東京ドームに変わった。
家の半径50メートルは熱気に包まれ、降っていた雪が溶け川になり、熱狂の渦と共に、打ち上げられて、空には綺麗な虹が出来たであろう。
夜だったから見えないかもしれないが。

JOKERは見ていただろうか。
この光景を。
見ていたのなら、どんな気持ちだったのだろう。

凄まじい熱気が部屋を満たしている。
この場所で、僕はハスラーKIDになった気がした。

ところでハスラーKIDって何だろう。

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