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voices -LIVE FUN!!- イルミネーションスターズ特集

FUN INTERVIEW

(取材・文:蜷川)

それでは簡単に自己紹介をお願いします。
ああ:はい、ああです。八宮めぐる担当、イルミネーションスターズ担当です。好きな曲は全部です。

応募アンケートで「好きな曲を1曲」というところで複数曲書いていましたね(笑)
ああ
:いやいや、選べないでしょう、あれ(笑)。6曲ぐらい書いちゃいましたね。

いえいえ、凄い熱意を感じました(笑)。それでは岡山ディヴィジョンさんもお願いします。
岡山ディヴィジョン(以下、岡ディ)
:はい、岡山ディヴィジョンと申します。稀に note を書いています。

岡ディ担当は小糸と雛菜なんですけど、一番好きなユニットはイルミネとアンオフィシャルでは言っています。
ああ:アンオフィシャルなんだ。
岡ディ:一応公的には小糸・雛菜担当でノクチルPなんだと思われてますし、それは否定してないんですけど、一番好きなのはイルミネだとうっすら思っているというバランス感です。「シャニマスが好きな人って潜在的にイルミネもすごく好き」とも言われることもありますけど、僕はその通りだなと個人的に思っているのでイルミネが一番好きなユニットです。

☆イルミネーションスターズの印象

それでは早速本題に入りまして、一番最初にイルミネを見たときの印象はどうだったでしょうか?――

ああ:自分は稼働日からシャニマスに触れていたので、これが新しいアイマスのセンターユニットか、というところといわゆる「信号機ユニット」という印象が強かったです。
岡ディ:僕が一番最初にシャニマスに触れたのは1周年頃だったのですが、本格的に始めたのは 4.5 周年の少し前ぐらいで、一から全部観ようと思い、真乃からプロデュースを始めました。僕もやはりいわゆる「信号機」で王道という印象が強かったです。

そんな「看板」でもあるイルミネーションスターズですが、リリースから6年経った「今のイルミネ」の印象について教えてください。

ああ:岡山ディヴィジョンさんが先ほど言っていましたけど、「みんな潜在的にイルミネP」というか、『スマイルシンフォニア』とかすごく大事にしてくれているなと思いますし、それこそめぐるの――。
岡ディ:(笑)
ああ:ついつい……。それはイルミネーションスターズの願いだと思いますし、センターユニットとしてすごく大きく成長していると思っています。6th大阪の『スマイルシンフォニア』なんか特に「大きくなったなぁ……」とこっちが泣いちゃいましたね。

岡ディ:僕はですね、……一言で説明しなさいって言われないなら「1時間ください」っていうユニットで、一言で無理やり表すとしたら「シャニマスの真ん中」ですね。それ以上を語ろうとするとシャニマスそのものを語る必要が出てくるので、シャニマスにとってすごく重要なユニットという認識です。ああさんの6th大阪の『スマイルシンフォニア』の話もそうですけど、あの合唱は「みんな特別でみんな普通」であることを一緒に歌うことで体現させられるようなユニットになっていることにすごい感動を覚えて、背筋が伸びましたね。
ああイルミネPじゃない人も同じような感想を持ってくれていたのが嬉しかったし、それだけのメッセージを出せるセンターユニットとして立ってくれていることがすごくよかったなと思います。
岡ディ:まさに「Come and Unite!!」を体現してくれていましたね。

ああ:あとは『星が流れて』というバラード曲が来たのがびっくりしました。イルミネ曲は全体的に BPM の高いアップテンポな曲が多くて、力強く進んでいく印象が強かったのですが、しっとりした雰囲気の中でメッセージ性を込める姿は「最近のイルミネ」を感じました。

岡ディ:僕は特に『FELICE』では(風野)灯織の歌声が強く聞こえるようになったように感じました。

岡ディ:演技面もそうかなと思うんですけど、不安定な印象のある最初期から成長を積み重ねていった結果あの歌声になった、と思えるのは最近の魅力だと思いますね。『PRISISM』や『BRIGHTEST WHITE』などでも三人がどんどんカッコよくなっていっている印象があります。

☆一番印象に残っているライブ

それではライブについて、印象に残っている曲について語っていただきたいのですが……。

ああ:これね……。
岡ディ:これは……。
ああ:いやこの質問はズルいよね(笑)。
岡ディ5th DAY2 の『ヒカリのdestination』ですよね。

ああシャニマスの初現地があれだったんですよ。DAY1であんなことやって、最速配信で予習して「よっしゃ!クラップの演奏家やるぞ!」って思ってたらあれですから(笑)。してやったり感はすごかっただろうなと。
岡ディ:あのDAY1の閉塞感を言葉とかで打ち破るのでなく、この曲で理解らせるところにすごいカタルシスがありました。
ああ:明確にあそこで世界が変わったからね。
岡ディ:イルミネの始まりの曲である『ヒカリのdestination』が方向性を決定したというところが印象に残らざるを得ないです。普通の女の子で、かつ祈りを託される存在でもあるイルミネが始まりの歌を歌った行為を「5th DAY2」に重ねることのかっこよさも感じます。
ああ:あと、ひとみん(櫻木真乃役・関根瞳さん)の「ヒカリの」のフレーズから始まるのもいいよね。イントロからだと曲をあまり聴いていなかったらちょっと間が空いちゃうけど、一瞬で誰にでも伝わるところも会場全体が沸くのによかったと思います。

☆コミュと合わせて聴きたい曲

それでは少し話題を変えて、この曲とこのコミュを合わせて読んでほしい、という組み合わせはありますか?

岡ディ:僕は『ヒカリと夜の音楽、またはクロノスタシス』と『星が流れて』の組み合わせをオススメしたいです。

岡ディ:楽曲としての取り合わせとしてすごく良くて、エンディングとして流していいよと思うぐらい曲調がばっちりあっているのが「これしかない」と思いますね。
ああ:これちょうど曲の発表と「クロノスタシス」の公開も近かったよね。

5th との流れも踏まえると、ある意味での「解答編」のようにも感じました。ああさんはどうでしょうか?

ああ:岡山ディヴィジョンさんはてっきりコミュの方は『くもりガラスの銀曜日』を選ぶかと思っていたのですが……(笑)。自分もコミュは『ヒカリと夜の音楽、またはクロノスタシス』ですが、曲の方は『Twinkle way』を合わせて聴いてほしいです。

ああ:5th DAY1 の 4 曲目はそのユニットが最後に歌う曲という高山Pのコメンタリーもありましたが、 その 4 曲目が『Twinkle way』でした。ずっと一緒なんてことはないかもしれないけれどそれでもこの先を進んでいく、というイルミネの思いを託されたのがこの曲だったんですね。
岡ディ:それこそ 1 番の B メロの歌詞とか、もうまさに「クロノスタシス」なわけですしね。ただ、「クロノスタシス」のメッセージ性があまりにも普遍的すぎて、見ようと思えば全部そう見えちゃうのがズルいですよね(笑)。

確かに「広範囲攻撃」ですよね(笑)。そう思うと初期の頃は特定のコミュと紐づいているようにも思いました。

ああ:中村彼方さんの頃の曲は『くもりガラスの銀曜日』までは一つ一つとのリンクが印象的でしたね。
岡ディ:例えば『トライアングル』の「私の大切に触れたくて」というフレーズは『Star n dew by me』のエンディング「呼吸のソルフェージュ」を思い出させてきます。

岡ディ:そのうえで三人のつながりを描いていて『くもりガラスの銀曜日』にもかかっているところもありますね。

☆初めてシャニマスに触れる人に最初に聴いてほしいイルミネ曲

最近はシャニソンやシャニアニなどもあり、シャニマスに初めて触れるという方も多いかと思います。そのような方に向けて、一番最初に聴いてほしいイルミネ曲としては何をオススメしますか?

ああ:これは全部なんですけど……。
岡ディ:(笑)
ああ:強いて言うなら『PRISISM』ですかね。

ああ:明るくて聴いて楽しいのがシンプルに良いかと思っています。コールもできるので楽しめる曲としてオススメです。で、その上で歌詞を読みこんでいくとね……。これまでのイルミネの積み重ねた日々を感じることもあって、イルミネを知るたびに何回でも美味しくいただける、というのもオススメの理由になります。
岡ディ:僕の方は先ほども少し言及しましたが『トライアングル』です。三人の関係性を表している曲で、コミュで描かれる様子も連想させるところも好きですが、一方で曲調がすごくかわいくてキャッチ―だと思っていて、イルミネを知らなくても聴きやすい曲で、「この子たちはどういう子なのかな」と興味を持ってもらうきっかけには最適かなと思っています。

☆イルミネ楽曲の魅力、そして願い

ここまでイルミネを様々な観点で振り返ってきましたが、改めてイルミネ楽曲の魅力はなんでしょうか?

ああ:やっぱりイルミネらしくキラキラと明るい曲ですかね。だけど、その中に彼女たちの生きてきた軌跡や積み重ねを感じられるところが魅力かと思います。そう感じる曲を描いてくれているということはそういう風にイルミネを見てくれている人がいる、ということにも魅力というか良いところだと感じます。
岡ディ:曲として完成度が高い一方で、歌詞カードを見てフレーズを一つ一つ拾い上げていくと、曲から感じる爽やかさやキラキラ感から一転して思ったよりも繊細なまなざしを感じます。イルミネの成長と一緒に歌詞を読み進めていくのもいいですけど、ふと振り返るように読んだときにもグッとくるので、いろいろな角度で楽しめるのがイルミネ楽曲の魅力かと思います。

それでは最後に「今後イルミネにはこうなってほしい」という祈りはありますでしょうか……?

ああ:「ずっと一緒にいてくれ」、……これしかないかな。
岡ディ:僕もそれしかないかもしれません。そのうえで、普遍性を持ったメッセージで周りを巻き込んでいけるようになったユニットで、その過程でイルミネ自身いろいろな世界が広がっているので、シャニマスとしてもいろいろな世界を見せてくれるきっかけのようなユニットでいてほしいと思います。

ミュージックレビュー

BRILLI@NT WING

ヒカリのdestination
作詞:中村彼方 作曲・編曲:中野領太(onetrap)

明るい曲調で未来への希望を歌っている曲ではあるが、『一度触れてしまった時に 二度と忘れられない夢になったの』に込められた想いはそれだけではないはずだ。彼女たちは様々な可能性がある中でアイドルを選択してくれた。このフレーズはシャイニーカラーズだけではなくアイドルマスターという作品を体現していると思う。

text by ああ

虹になれ
作詞:中村彼方 作曲・編曲:藤末 樹

命令形で表されるこの曲は、タイトルからすでに意志の強さが伝わってくる。輝くことを決めた彼女たちは何が起こるかわからないこの先、願いと祈りを翼に変えてアイドルとして夢見た姿へと突き進んでいく。この曲はイルミネだけの曲ではない、シャイニーカラーズの曲だと言っていたら6thで全員で歌いだして笑っちゃった。

text by ああ

FR@GMENT WING

We can go now!
作詞:中村彼方 作曲・編曲:大西克巳

弾けるような元気いっぱいの応援ソング。『きらり光る眩しいよ』とサビのフレーズからは、イルミネーションスターズが持つ底抜けの"アイドル”が垣間見えるようだ。しかし同時に、寂しい気持ちに寄り添って道を照らす「夜の太陽」のような優しさを持った曲でもあることに、我々プロデューサーは何度も勇気づけられる。

text by 岡山ディヴィジョン

トライアングル
作詞:中村彼方 作曲:Giz'Mo (from Jam9) , ArmySlick 編曲:ArmySlick

三人の関係性をそのまま歌にしたような曲だ。互いに手を取り合う時のドキドキわくわくが伝わってくる「らしい」キュートさに溢れたこの曲はしかし、寂しい気持ちのことも、「誰か」を知りたいと思う気持ちのこともこぼさずに描いてくれている。くもりガラス越しにもはっきりと、トライアングルはそこに輝いているのだ。

text by 岡山ディヴィジョン

GR@DATE WING

Twinkle way
作詞:渡邊亜希子 作曲:鍋谷卓摩(luxis) 編曲:伊藤 賢

眠れない夜。布団から抜け出して、小さな丘と輝く夜空を目指す「天体観測の情景」に、イルミネ三人の軌跡が重なる。変わっていくものと変わらないもの。さみしい涙と嬉しい涙を抱いて広がる星空のような旋律は、一つ一つが思い出になっていく切なさに温かい眼差しを向けながらも、イルミネの新たな門出を壮大に祝う。

text by 岡山ディヴィジョン

Happy Funny Lucky
作詞:渡邊亜希子 作曲・編曲:中野領太(onetrap)

はみ出た黄色で虹を架け、穴のあいたバケツは見通し良好!さみしい気持ちの人を連れて、彼女らは幸せを歌い上げる。上手くいかない時間だって、幸せを描く絵の具の一つだから。『こんなに大切な仲間達と同じ時を生きる奇跡』と歌うまでになったイルミネの姿に、こちらこそ『出逢ってくれてありがとう』の想いでいっぱいだ。

text by 岡山ディヴィジョン

L@YERED WING

PRISISM
作詞:渡邊亜希子 作曲・編曲:三好啓太

イルミネーションスターズの3人が過ごしてきた色鮮やかな日々、それが今の彼女たちの輝きとなっている。『プリズイズムエターナリズム』何度も繰り返されるこのフレーズにはイルミネという光がプリズムを通して世界中へと拡散し、無限の色彩をもって永遠に輝いて欲しいという私たちの願いも込められているのかもしれない。

text by ああ

スマイルシンフォニア
作詞:渡邊亜希子 作曲・編曲:三好啓太

ファンにだけではなく、プロデューサーとしての我々へと向けたメッセージも感じるこの曲。彼女たちが伝えてくれる『大丈夫』という言葉からイルミネーションスターズの成長に涙しているとめぐるからの力強い『もっと輝けるから』。そう、ここが終着点ではない。未来へと一緒に進んでいこう、イルミネーションスターズ。

text by ああ

PANOR@MA WING

FELICE
作詞:渡邊亜希子 作曲:丸山真由子 編曲:清水武仁

音楽をキーワードとするPW02。幸福を意味する『FELICE』と題の通り、「曲が生まれる喜び」が詞の至る所に溢れている。『始まりと気づかないで追い掛けていたヒカリ』が揺るがないものになったと歌い、それをあなたの元へ届けようとする彼女らは、逞しく成長したようでいて、ずっと変わっていないのかもしれない。

text by 岡山ディヴィジョン

イルミネイトコンサート
作詞:渡邊亜希子 作曲・編曲:渡辺徹

「音楽を奏でる喜び」に満ち満ちた弾むようなこの曲は、『クラップの演奏家』として聴き手を楽曲の世界へと巻き込んでいく。シャイニーカラーズの真ん中を体現する彼女らが鮮烈に宣言するのは『Come and join us!』。彼女らと私たちで奏でる「終わらない光」は、6周年の先にも続いていくはずだ。

text by 岡山ディヴィジョン

“CANVAS”

Forward March!!!
作詞:渡邊亜希子 作曲・編曲:佐々倉有吾

マーチング用語を盛り込みまくった楽しい歌。歌詞を眺めているだけで雨上がりの光り輝く草原を3人がパレードをしている様子が目に浮かんでくる。我々が彼女たちにヒカリをみせるだけではなく、彼女たちが先に立って「虹」をみせてくれる。そんな成長を感じることができる。世界を巻き込んで『前へ!!!』進んでいこう。

text by ああ

星が流れて
作詞:渡邊亜希子 作曲:山田智和 編曲:住谷翔平

唯一のバラード曲であり、ゆったりとした曲調からイルミネーションスターズとしての彼女たちのこれまでを振り返るような内容となっている。どれだけ大切で楽しいものであっても、まるで星が流れるように過ぎ去っていく日々。名残惜しいものであってもこの先には彼女たちのさらに輝かしい未来が待っていると思わせてくれる。

text by ああ

BRIGHTEST WHITE
作詞:渡邊亜希子 作曲・編曲:草野将史

光の加法混色。光は加え重ねるごとに明度を増していく。『ヒカリの先には何があるんだろう』思い悩みながら3人が過ごしてきた日々。その一つ一つの色彩が集って今のイルミネーションスターズが放つヒカリとなっている。「真っ白に輝く夢」彼女たちが積み重ねてきた日々であり、彼女たちを待っている無限の可能性でもある。

text by ああ

Song for Prism

枕木の歌
作詞:渡邊亜希子 作曲:石黑剛、小久保祐希 編曲:石黑剛

列車に揺られ、過去へと想いを馳せながら未来へと進んでいく情景が浮かんでくる。この先にはいくつもの別れが待っている。それでも過ごしてきた日々が、交わした言葉がまた繋いでくれる。だからそれぞれの路を進んでいこうという希望が伝わる歌となっている。フルver.が本当にすごいのでぜひ聴いていただきたい。

text by ああ

(追記)
LIVE FUN!!お疲れさまでした。
シャニマスの楽曲について様々な人がいろいろな思いを込めて語っているのでぜひご覧ください。


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