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ギャンブル依存症の高校生、恐るべき結末

私はギャンブルはやらない。
せいぜい、相撲か野球か麻雀か。どきときゴルフで握って握ってアイウォンチュー。って嘘。ギャンブルは合法違法問わずやらない。

さて、本題。
高校に入ってすぐ、パチンコに誘われた。と言うことは、誘って来たアイツは中学の頃からパチンコをしていたというわけだ。
奴さんはパチンコ屋どころか、それこそ雀荘や場外馬券売り場に入り浸っていた。中学の頃からだよ? すごいよね平成って。
「みんなが【昭和ってヤバイ】言ってること、だいたい平成説」あるけど、マジで平成はヤバい。まあ、平成は昭和生まれが動かしてたから当たり前っちゃ当たり前だけど。

で、奴さん、高校に入って知恵をつけて、馬券購入代行を始めたんだ。15、6歳が場外馬券売り場に行くのは補導される危険がある。と言うわけで危険手数料みたいなものを取っていた。
ところが奴さん、ハタと気づく。自分で賭場を開いた方が危険じゃないし、手っ取り早くねえか、と。
てなわけで、学校内でノミ行為を始めることになる。客には生徒どころか教師、挙句は校長もいたとかいないとか。
さて、そんなことをしているものだからヤクザにとっ捕まって……なんてことはない。学校内でのノミ行為なんて外にバレるわけがない。そもそもヤクザは高校生をターゲットにしていないので、客を失ってない。だからバレても怒られない……と思う。

しかし、奴は大切なものを失った。
そんなことばかりしているものだから、勉強がおそろかになり、何と何と三浪したのだ。三年という歳月を失って得たものは、明治大学。明治大学だよ? 明治大学。
明治大学は頭脳明晰な人が通う素晴らしい大学だと言うことを前置きして述べさせてもらう。高卒の私が述べるのもいささか不躾だが、三浪して明治大学はないだろう。せめて国公立に行け、と。親の負担を減らしてやれ、と。もしくは働け、と。
と思ったら奴さん、予備校に通う金から大学に通う金まで、すべてギャンブルで賄っていた。何ともまあ図太いと言うか、図々しいと言うか……恐ろしい奴だ。

しかし私は知らない。
稼いだ金が合法なのか違法なのか。胴元として稼いだのか打ち手として稼いだのか。


AUskeえいゆうすけ

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