No New Yorkと言えば
『ノー・ニューヨーク』(No New York)と言えば1978年に発売されたコンピレーションアルバムですね。ジェームス・チャンス・アンド・ザ・コントーションズも参加しています。いいですよね、あのサックス。ジャズパンク。とにかくうるさいんです、ジェームス・チャンスのサックスが。しかも彼のサックスは何を聴いてもジェームス・チャンスなんです。
ん? BOOWYの楽曲『NO. NEW YORK』だと思いました? ええ、ええ、分かりました、分かりましたよ。ではそっちの解説をしましょう。と、いうわけにはいきません。なぜなら深掘りしてないからです。そんなわけでWikipediaを引いたらすっげー興味深い記事でした。
引用してみましょう。
なるほど、BOOWYの『NO. NEW YORK』には性病の噂がついてまわっているんですね。しかもエイズには差別がついてまわっていたんですよね。そこら辺は2013年ジャン=マルク・ヴァレ監督、マシュー・マコノヒー主演『ダラス・バイヤーズクラブ』を観てください。
さて、ここで思い出したことがありました。
私がアジア系アメリカ人とマンハッタンを歩いていたときのことです。ニューヨーカーはバカスカ煙草を吸ってポイポイそこら辺に捨てるんですね。信じられませんよ、もう。もちろんそのアジア系アメリカ人も例外ではありません。アジア系アメリカ人だからご多聞にもれず民主党支持者です。共和党が大嫌い、というかWaspが嫌いときたもんです。
そんなリベラルな人と歩いていると、ゲイカップルが「火を貸してくれ」って声をかけてきたんです。当時の私はタバコミニケーションを信条としていたので、常にZippoと煙草をポケットに忍ばせていました。私はすかさずZippoを出して火を着けたんです。
これにて一件落着と思いきや、ツレのアジア系アメリカ人がブチギレしたんです。
「ありゃゲイだ。あんな奴らと会話をするな。俺たちまでゲイと思われるだろ」
おーっと、これが民主党支持者の現実ですか。アジア系アメリカ人の現実ですか。そうですか、そうですか。ほーほーほーへーへーへー。
思い出しただけで「NO! NEW YORK」と叫びたくなりますよ。ここは東京だぜ?
以来、私は煙草をポッケに忍ばせるのはやめました。
AUskeえいゆうすけ