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成人、おめでとうございます。
これまで毎年、サントリーの新聞広告に寄せられる伊集院静さんのメッセージを楽しみにしていました。
昨年お亡くなりになられ、2025年より脚本家の三谷幸喜さんがバトンを受け継いだようです。味わいは違いますが、ピッタリだと思います。
今年からは、少し肩の力を抜いて、尊敬する先輩の言葉に耳をしばし傾ける、そんな感じですね。
「・・・いずれ君は家族を持ち父親になる。その瞬間、君は人生という名の連続ドラマの主人公から、子供が主演の連続ドラマの父親役に転向します。それは君がずっと恐れていたこと。でも実際そうなってみれば分かります。悪くはない。君は、自分が生まれて来た理由のひとつを知ることになります。この先、びっくりするようなことも起きれば・・・」
この部分。新成人へではなく、自分への言葉として受け取りました。
なぜ、子供をもったのだろう。そこに深い理由はないけれど(せいぜい、結婚してからにしよう、ということくらいでしたが)、子供を持つ意味について、いまになって思うことはあります。
それは、自分が両親から受け取った良いことを、ずっとこれからも続くこの世の中に残すことです。
わたしを含む多くの人にとって、大それた社会的なインパクトを与えられる可能性は小さいわけで。そんな中、半径5メートルの中ではあるけれども、自分にできることを、丹精込めて取り組む。この世の中に対して、普通の人間ができる大きな貢献なのだと思います。
…と、あまり新成人の皆さんに関係のないことを書いてしまいました。三谷さんのメッセージの通り、新成人皆さん、あなたが主役です!