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会社は這ってでも出社するのが当たり前?

今日は、労働条件についての話です。

その日は師長が偏頭痛のため病欠で、私が師長代理でした。

私の働く放射線科外来は、ナースがオンコールをします。緊急カテーテル治療が入れば、夜中や週末に出動します。平日の場合、呼び出し前後に10時間の休憩が取れなければ、翌日の勤務は10時間の休憩をとってからの出勤となります。お給料は通常通り支払われ、遅れて出勤する分、時短勤務となります。
ただし、これが週末の場合だと、このルールが適応されません!

そして、日曜日は、2人のナースがオンコールで夜9時から、翌朝(月曜日)の4時まで治療にあたりました。1人は月曜日の朝8時出勤のスタッフで、ほとんど眠れないまま、勤務がスタート。

私が様子を見に行った時は、かなり眠そうにしており、「大丈夫?」と声をかけると、彼女は泣き出しました。疲れているけれど、シフトは8時からだから、無理やり出勤しました、と。

そういう彼女を追い詰めたのは、出勤する以外に選択肢がないという思い込み。人間は、心身ともに疲れていると思考能力は停止し、負のスパイラルに陥ります。そして、そんな状態で看護師が患者さんをケアするのはまさに危険です。

私は、10時には、そのスタッフを病欠扱いにして、帰宅するよう命じました。彼女は、「ありがとう」と言って、泣きながら病院を出て行きました。

今日の教訓は、「選択肢が1つだから辛くなるのだ」

高橋奈央子が書いた「お悩み看護師に贈るメンタルの魔法」は、あなたにもっと選択肢があることを気づかせてくれるはずです。
怖い先輩や、辛い人間関係、未来に対する不安や孤独は、あなたの視点を狭くしています。

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