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オーストラリアでDisability Support work(障害者支援)で働いて感じたこと
久しぶりの更新!とりあえず、忘れないようにいま感じていることを、今後誰かの役に立つように、記録を残しておこうと思う!
私は今、オーストラリアで発達障害者支援センターとホームケアで働いている。
日本で幼稚園資格や、発達障害者支援センターで働いた経験はあるものの、海外で英語で働くってかなりハードルが上がるし、本当にできるのか?と思ってた。でも、なんとかできてる。笑
英語力の壁や仕事内容などのハードルは高いけれど、人のサポートをできる仕事だからやりがいがあるし、オーストラリアのことをもっと知れる。
働き始めて3ヶ月くらい経ったのでオーストラリアの障害支援のお仕事内容や働いてみて思ったことを綴る。
Disability Support Workはどんな仕事?
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簡単に説明すると、障害を持っている方の生活を支援する仕事。
私が働いているところは、発達障害、自閉症やダウン症など何かしら脳に障害がある人がほとんど。
主に、ホームケア(自宅でのケア)と施設でのケアがある。ホームケアでは一緒に料理をしたり、お出かけしたり、体が不自由な場合はパーソナルケア(排泄・シャワー介助など)も行う。
施設では、デイセンターでそれぞれのクライアントが独立ができるように支援する。トラベルプログラム(交通機関が使えるようにトレーニング)したり、料理をしたり、ミュージックセラピーなどいろいろある。クライアントによって、1対1のサポートと1対3〜4のサポートがある。
施設のいいところはコミュニティなので、クライアント同士の交流や、ケアラー(介護者)との交流もできるところ。個人的にはデイセンターが好き。
デイセンターでの1日の流れや様子
私の施設は、9時から15時までの6時間のプログラム。
9:00〜9:45
モーニングティタイム:それぞれ持ってきたフルーツやスナックなどを食べる
9:45
今日の流れ、誰がケアラーかなどの説明
10:00
その日メインのデイプログラム(ボーリングに行ったり、なにか作ったり、料理をしたり)
12:00
ランチタイム(ほとんどのクライアントはランチ持参してるけど、ご飯を買いに行くクライアントも)
12:45
各々の時間を過ごす
13:00
ミュージックセラピー(カラオケ)をしたり、プールへ行ったり。
15:00
帰宅(ケアラーが車で家まで届ける)
絶対この通りにやらなきゃってわけではなく、クライアントが参加したければって感じで伸び伸びしてる。
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クライアントによって障害が全く違うので、それぞれに合ったサポートをする。私が主に担当しているクライアントは、会話ができず体のバランスが不安定なので歩行やトイレ介助がいる。
Disability Support workで働いて感じたこと
いろいろと成長ができる
これまで、オーストラリアで皿洗い、ウエイトレス、ファーム、マッサージとほんとにいろいろな仕事をしてきた。
でもこの仕事が一番、人間力や柔軟性など様々なものが磨かれているし、一番成長したな!て感じた。
最初はこのクライアント自分には難しいよ〜と嘆いていても、やらなきゃいけないし、やる。解決方法や関わり方を工夫して、同僚にアドバイスを求めたりして、クライアントといい関係が築けたとき嬉しい!
発達障害のような人と人との仕事って、マニュアルとかないじ日々のコンディションによって変化するので、柔軟性が必要。
想像できないことも平気で起こるから、メンタルもかなり鍛えられる。笑
それぞれのサポートの難しさ
クライアントによって障害が全く違い、できること、サポートが必要なこともぜんぜん違う。
自閉症の重度も違うので、混乱すると手がでたり、対応が難しいクライアントもいる。私は何度か唾かけられたり、叩かれたこともある。笑
クライアントがそういう行動をとるのには理由があるので、うまくいかなかったとき自分を責めてしまい悩むこともあるけれど。
でも、その分やりがいもあって、クライアントと信頼関係を築いていくのが楽しくなる。
たくさんの経験ができる
デイセンターは特に様々なプログラムが合って面白い。
例えば、パブに行ってミュージックを聞いたり、プールで泳いだり、映画館に行ったり、遠出したり。
オーストラリアは障害者とくくらずに、他の人と同じように過ごせるように社交の場に行く機会が多いのが素敵だと思った。
難しいクライアントでなければ、映画館みてご飯食べて、もう1日あっという間で楽しかったー!て感じの日も多々ある。笑
英語力大事。。。
英語力あればあるほど、そりゃいいよね。
ミーティングもあるし、毎日連絡帳みたいなのも書くし、クライアントとも同僚とも英語で会話するからアイエルツ最低でも5以上はないと厳しいと思う。
英語+発達障害もあり、うまく伝わらないことも多々あるし、同僚とミスコミュニケーションが起こることも。
何度も自分の英語力に嫌気が差したけど、働き始めてかなり英語力は上がったと思う!
Disability Support workerは挑戦的で刺激たっぷりの仕事
難しそう。。。って思うかもしれないけれど、とても刺激的&挑戦ができる仕事だからこれまでの仕事にも飽きてきたし、違う仕事がしたい。
安定した仕事についてみたい。興味がある!って人はぜひ挑戦してみて!