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ライカで撮る日々
1年半ほど前だろうか、急にライカが気になり出した。
一眼レフとは違う、筐体のかっこよさや、ライカ独特の絵作りの良さもあったけれど、古いものや歴史を大切にしているモノが好きな僕はライカ社のそういった部分に惹かれたのもあったのかもしれない。
それから程なくして、たまたまた安く見つけたライカQを購入した。
28mmのズミルックスレンズ、ライカの落ち着いた色合い、とても満足していたけれど写りすぎることがすごく気になった。
普段仕事で使っているSONYのレンズたちよりもより立体的に、リアルに写るのだ。
もちろん素晴らしいことであるのだけれど、僕の求めていたライカのイメージと違うということが徐々に気になるようになってしまった。
結局半年ほど使ってM型を買うことになる。
M9のCCDの色が良いということを聞いたりしていたけど、剥離や修理期限のことが怖くてCMOSセンサーを積んだM TYP240以降で検討することにした。
店頭で実際に触らせてもらったり、レビューを見たりして色々悩んだけれどTYP240を購入することにした。
M10は確かにすごく良いカメラで、なんというか完成されたカメラだった。
伝わる例えなのかわからないけれど、a7iiがa7iiiになった時くらいにはアップデートされているんじゃないだろうか。
だけどM10は選ばなかった。
Qとズミルックスレンズの組み合わせで感じた現代っぽさとでも言うのか、良くも悪くも大人な味付けだった。
それに比べてTYP240は少しだけピーキーで、全体にグリーンっぽく色被りする感じがなんだかすごく好きだった。
(この色被りはLrだとより顕著な感じがしている。Capture Oneで現像するとそこまで強く感じない)
M10のデータを少しだけグリーンにかぶせても同じようにはならなくて、この絵作りが一番の決め手だった。
レンズは本体の購入と同時にズミクロン50mm 3rdを購入した。
太陽の角度が低い時に逆光で撮ると、派手目のフレアが出てものすごく赤くなるんだけどそれがすごくかっこいいレンズ。
だいたいいつもF5.6くらいまで絞っちゃうからボケがどうなのかちゃんと見てないけれど、解像しすぎずすごく良い感じに写る。
本当は35mmのズミクロン(6枚玉か初代ASPH)も欲しいのだけれど、高額すぎるから今はフォクトレンダーのF2.5のレンズで楽しんでいる。
安いレンズだけど派手な特徴もない代わりに欠点も無く、撮り手の腕が直接出るレンズで結構おもしろい。
ライカを買ってから本当に毎日カメラを持ち歩くようになった。
ちょっと出かける時、遊びに行く時、本当にいつでも。
最初はレンジファインダーに慣れなくて、写真がすごく下手になったように感じたけれど最近ようやく思った通りに撮れるようになってきた。
ライカを買ってから色々と変わったこともあるんだけど、それはまた今度にします。
長々書いたけれど、ライカ良いカメラです。