写真って素敵ですね。の話
こんばんは、はじめまして。
私フォトグラファーをしております、くぼたと申します。
4月、5月と多くの撮影が中止、延期になってしまい毎日ベランダガーデニングか、部屋の片付けか、写真の勉強をしています。
今日は写真を撮っていてよかったな。と思った瞬間のお話をさせていただきたいと思います。
普段はウェディングやご家族のお写真を多く撮らせていただいており、幸せなことに本当に多くの感動の場面に立ち会わせていただいております。
そんな素晴らしいお話がたくさんある中、今日は僕の家族のお話をさせてください。
僕の父方の祖父は僕が生まれるずっと前に亡くなっており、また昔ながらの厳しく真面目な人柄だったようであまり良い思い出がないのか、父から祖父の話を聞くこともほとんどなく僕にとってとても遠くの存在でした。
昨年実家に戻った際に父とお酒を飲んでいたら、ふと思い出したように父が持ち出してきたのがASAHI PENTAXのカメラと50mmF.14/28mmF3.5のレンズでした。
話を聞くと、祖父も大のカメラ好きでコンテストへ出品しては入選するほどの腕前だったそうです。
入選した際に賞品としていただいたのがこのカメラとレンズだったようで、祖父は大変大切にしていたとのことでした。
カメラ本体が修理しないと使えない状態だったことや、僕のカメラシステムがキャノンの一眼レフだったこともありなかなか持ち出すことができませんでしたが、先日SONYへマウント変更した際にアダプターも一緒に購入して使用してみました。
何十年も前のレンズが像を結んでくれたこともそうですが、会うことのできなかった祖父の思いや祖父の見てきた景色を知れたような気がして感慨深いというか、暖かいというか、不思議な気持ちになりました。
それと同時に写真を撮っていて本当に良かったと、思った瞬間でもありました。
そしてとても素敵な写りのレンズだったので、これからたくさんのご夫婦やご家族、また自分の家族の写真をこのレンズで撮影することになると思います。
ちなみに一番最初の被写体は妻でした。
写真撮りたいなあ...。
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