PCGS Restoration (コイン修復サービス)の実際(その7)
まあまぁの成功例です。
今回は銀貨(銀800/銅200)です。
雰囲気が気に入り入手しましたが、PVC由来の汚れが点在しているのでなんとかしたいなという状態です。
Before↓
最初は、この汚れは除去できるよと聞いて、ハダカのまま処理できるのが良いなと思い依頼したのですが、事情により実現しなかった経緯が以前にありました。
結局は鑑定会社にお願いするしかないかということで、PCGSにレストレーションをお願いすることにしました。
トーンの雰囲気はそのままに汚れのみ除去できればベストだなと思い、帰ってきたのがこちらです。
いやぁ、スッキリしました!こういうPVC絡みの汚れはガッチリ除去できるようです。
が、雰囲気は変わってしまいました。元々はトーンが重厚に付いていたのですが、それが薄まった感じがします。
After↓
こっちを立てればあっちが立たずといったところでしょうか。。。トーン付きの銀貨はトレードオフですな。
このコインは、オリジナルミントラスターが良い具合に残っていましたので、
レストレーションをかけたことにより、うまい具合により現れてくれたなと思います。
というわけで、新しい雰囲気はコレはこれで悪くないなということで、まあまぁの成功例といって良いかなと思いました。
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