コイン・コレクション・フェア CCF 開催中〜 + CCFオークション下見の感想 (2022/7)
日本橋プラザで開催されているCCFに行ってきました。最近使われるようになった会場ですな。
いつも通り検温と消毒、連絡先を書いて入場です。それとCCFは色々とアンケートがありますな。毎回それなりに書くようにしています。
今日は先にオークションの下見会場に行きました。一度も見たことのないロットが出ているので、どうしても拝見したかったんですよね。他にも少し見せていただいたので、個人的感想を書きます。そういえば対応していただいているスタッフの後ろに警備員が複数いてはりました。なかなか緊張感ありましたな。(いや、そんなにはない…)
4196
審議品 慶長小判 背:り亦 オランダ東インド会社獅子印打 17.82g 美
→ VOCのライオンは自然な感じがしました。ロマンありますな。
9001
旧20円金貨 明治3年(1870) 未
→ 先にM13を拝見したので、いつも見るときのような感動がなく、普通に見えてしまいましたw。61ぐらいでしょうか。
9002
旧20円金貨 明治3年(1870) 準未
→ ラスターも彫りも前ロットよりは良いように見えました。数字も1つ上で62ぐらい?なんて思いましたが、書信館さんとは逆の評価ですな…。
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旧20円金貨 明治13年(1880) 未
→ ぱっと見から見てくれが違いました。まずはリムの幅が全然ちゃいますな。ラスターも残ってます。PF64CAMぐらいでしょうか…。カメオ付けたいなーと思いましたがどうでしょうか…。
9013
旧10円金貨 明治13年(1880) ピットマンコレクション原品 未
→ 極太リムです。良いですねぇ。特に菊紋面の彫りが緻密に見えました。PF65ぐらいでしょうか…。
9014
旧2円金貨(縮小) 明治13年(1880) ピットマンコレクション原品 少金錆有り 未
→ 金サビが目立ちますが、全然関係ないですな。PF64とかでしょうか…。
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旧国立銀行券 20円 第15銀行東京 明治6年〜明治32年(1873〜1899) 右端小欠け有 上
→ 美品だと思いました。断裁が若干上よりですな。なかなか感動しました。
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旧国立銀行券 10円 第15銀行東京 明治6年〜明治32年(1873〜1899) 上
→ 同じく美品ですな。
9055
裏白200円 通用券 2組 昭和2年〜昭和21年(1927〜1946) 上
→ 初見です。何やら透かしが入ってますな。状態ワルくないなと思いました。
7016
20000レイス金貨 1726(M) NGC-AU DETAILS(SURFACE HAIRLINES)
→ ヘアライン評価はキビシイなと思いました…。
7039
銀製メダル 1806 Br539 イエナの戦勝記念 EF+
→ 思ったより厚みがありました。フィールドのトーンは良い感じなんですが、この汚れっぽい感じがどう判断されるでしょうか…。数字が付くとすれば62ぐらいでしょうか…。
7048
フランクフルト 1ターレル銀貨 1857 NGC-MS64
→ 若干ラスターあります。フィールドきれいですが、64あるんですねー、コレ。
7049
フリートベルク 1ターレル銀貨 1804 NGC-MS63
→ シブいですな!St.ジョージ面は重量調整アジャスト入ってますな。
7072
5マルク銀貨 5Mark 1894(A) KM7 極楽鳥 NGC-AU55
→ 年号面の雰囲気が少し残念でしょうか…。
7077
5ポンド金貨 1902 KM897 エドワード7世 NGC-PF60 MATTE
→ あまり目にしない"60"ですが、うまい線をついてると思いました…。
7085
5ポンド(2oz)銀貨 2021 ゴチック・クラウン紋章面 NGC-PF65 ULTRA CAMEO
→ 発行されたばかりでなぜ65なのだろうと思っていましたが、実際拝見しても分かりませんでした…。エッジなのかなぁ…。
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5ケッツァル金貨 1926 NGC-MS65
→ 65にかなり期待していたのですが、実物はうーん?でした…。
7135
1000レイス試作銀貨 1836 NGC-PF62CAMEO
→ グレード通りだと思います。紋章面はラスターも残っています。両面に若干の紫色トーンあります。
一通り拝見して、もう満足しつつw、即売会場へ移動。夕方頃でお客さんもそんなに多くもなく、ストレスなく見てまわりました。
最初はレトロさんでオク出品手続きを。即売品も色々と揃っていました。横浜でやっている即売会の様子はどんなものかをお訊きすると、ゆったりと個別に相談会のような雰囲気だそうです。
その後は色々と見て回りました。
今日はウナライオン5ポンドが鎮座してましたねぇ。PF62UCAM。久しぶりのオリジナルでした。じっくり拝見させていただきましたが、やっぱり良いですねぇ。グレード通りで良い感じだなと思いました。
エドワード7世大型戴冠金メダルも裸で鎮座してました。ショーウィンドーのガラス越しにしか見てませんが、エドワード7世面は良さそうに見えました。
いつもの菊穴ナシ50円側面パックリ割れエラー貨もしっかり拝見しました。上から眺めて、よくもこんなに割れてるなぁといういつもの感想です。
あるショップでスタッフの会話を耳ダンボで聞いていたら、YouTubeのハナシをされていました。催事に出展している貨幣商でチャンネルを開設しているところはほぼないと思いますので、ゼヒ〜!と心の中で思いつつ…。
2022/7/30 追記
本日は銀貨研究会に参加しました。昨年のCCF以来で2度目です。元ネタが収集図鑑や収集のようですが、相変わらず用意される資料が充実してました。
スラブのおハナシが面白かったですね。いつも扱っていますので、基礎的なコトは知ってはいますが、詳しい方の説明は参考になりました。
スラブの数字に惑わされるコトなく、コイン自体をよく観察してから購入すべしとのまとめは、ホンマそうやなと思いました。
商売となると数字が価格に反映されるので、悩ましいですわ。
セミナー終了後、Twitterでやりとりさせていただいている方とお会いしました。購入されたコインを見せていただいたり、手変りやそこからハナシが広がってコイン話しで盛り上がりました〜。商売上の試したいアイデアも思いついたりして、おかげさまでかなり有意義な時間でした。なるほどなぁ。
即売会場は今日は回ってないですが、仕入れを少々1店舗からと、Twitterで書信館の扇子?を見かけたので、購入できないかなとお伺いしたところ、売り物ではないようです。残念!w
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