コインの通関(輸入) 個人通関 その2
鑑定出しでは税関のお世話によくなっていますが、今回はコインの受け取りで行ってきました。鑑定出しで戻ってくる時は運送業者に通関をお任せしているのですが、今回は鑑定会社へ出したコインが先方へ届かずに戻ってきてしまったレアケースで、これは自分の目で確認しようと手続きしてきた次第です。
EMS系なので場所は東京税関東京外遊出張所です。外遊出張所ということで郵便局と税関がくっついているアレですな。EMS以外だと以前に記事にした横浜税関川崎外遊出張所になってきます。
追跡番号を見てると東京国際郵便局に届くのが分かるので、その時点で問い合わせを入れます。先方からは税関へ直接連絡を取ってくださいとのことでしたので、手順などを聞きつつ予約を取りました。
(郵便局に通関代行を頼む場合は、手数料として現在6,600円ほどかかるようです)
川崎へ行った時は入口がすんなり分からなかったのですが、こちらは南砂町駅を降りてMapに従って歩いて行くと、遠目に建物が見えてきます。
そのまま建物に向かって歩いていると、デン!と、いやこじんまりと(そびえ)建っていました。中に入ってから分かりましたが、右側に建物が続いていて、結構広かったです。
この建物自体は税関への入口のみで、郵便局は右の方へ移動するとありました。
まずは、ここでパッケージの追跡番号を伝えて搬入確認をお願いします。
15分ぐらい待っているとパッケージを写した紙をいただけるので、それを持って税関へ向かいます。受付は3Fでした。
輸出時に受け取っていた輸出許可書など諸々の資料を提出します。これがないと再輸入免税が認められないです。
今回は途中で戻ってきたレアケースで、しかもパッケージが開封されているかも?との情報を聞いていたので、手続き前にモノを確認できることになりました。
確認場所へ移動したら郵便局からパッケージが運び込まれていました。いざ確認です!
パッケージは開けられた形跡が有るような無いような。。。いまいちよく分かりませんでした。日本の税関がやるような「パッケージを開封しました」シールも貼っていなかったです。
肝心のコインは輸出当時のままで収まっていましたので、ホッとしました〜。再輸入免税もこれでいけます。川崎のときのようにコイン普及活動は忘れてましたねぇw。
確認が終わって元通りにコインを戻してから通関手続きをします。(手続き終了後に郵便局より引き取り可能です)
川崎へ行った時もやらされりましたが、NACCSシステムに入力ですな。手引書があり、職員の方からも教えていただけるのでなんとかなります。
諸々入力が終わると輸入許可通知書が発行されて通関完了です。
コインを購入しての輸入の場合はここで輸入消費税お支払いとなります。
NACCSシステムは、なんとネットからでも入力できるそうです。なので自宅で作業しておいて税関へ来てからの提出も可能とのこと。しかしNACCS利用には手数料がいるんですと、これが。上手いことできてますわ。
輸入許可通知書を持って郵便局へ行けば、パッケージをその場で渡してもらえます。
これで無事受け取り完了です!「税関検査のため開披されたものを、弊社にて再装しました」シールが貼られています。先ほど目の前で貼っているところを見ていたんですけどねー。
およそ半日仕事ですな。時間に余裕があれば個人通関はアリかなと思います。手数料を払って代行を頼むのもアリですな。
ここの税関前は桜並木があって、環境が良さげでした。
まだ桜は楽しめそうです。
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