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TICC 第33回東京国際コインコンヴェンション 終了〜 (2022/4)

TICC、2年ぶりでした。やはりいつもの催事と雰囲気が全然違いました。いやぁ、以前もこんなんでしたね。懐かしい感じがしました。
ひょっとしてこれって、通常の催事でもこの会場で開催されたらTICCと同じ感じになるかな?とふと思いました…。んなワケないか…。→①

初日はまずオークションにスタンばりました。現地ではなくてネットに張り付いていましたが、音声が流れていなかったのが残念。菊桐タイプの旧円銀試鋳貨や天正長大判ではどういう紹介をされていたのか気になります。

日本銭が一通り終わるのを見届けて、講演「円銀が来た道」を聞きにロイヤルパークホテルへ!
前回までと違って椅子がかなりの余裕を開けて並べてありました。会場も広かったです。なるほど、まだまだ気を使った開催ですな。
講演内容はやはり面白かったです。今回で5度目の講演らしいですが、おそらく全部聞いているような気がしてます。
→① 自分にとっては講演があるからTICCなのかも?とふと思いました。

講演後は商談と挨拶で3社ほどまわりました。色々とおハナシを聞かせていただいて、自分で実店舗を持つまではかな〜り長い道のりだなという実感です。

2日目

まずは商談からです。そして講演「B券からC券シリーズまでの日本銀行券の歩み、D券シリーズに採用された偽造防止技術など」を聞きにいきました。講師は元大蔵省印刷局勤務の方です。この方の紙幣のおハナシも何度か聞いていると思います。
偽造との戦いのくだりは色々とあって興味深かったですね。

講演後は、よくしていただいているディーラーの方とロイヤルパークホテル1Fのリッチな喫茶店でダベりました。いつも話している内容とさほど変わりはないのですが、TICC現地で話すと何か気分が高揚するというw。

高揚したあとは挨拶など。重鎮ディーラーの方より、オランダで製造された関東大震災復興支援の銀メダル、銅メダルを購入しました。このコインについては別記事で書こうかなと思います。前から欲しかったんですよねー。コインにまつわるハナシなども聞けて楽しかったです。

帰り際に商談の続きなど。
結局ブース周りはまだ全然していないんですよね。明日は巡るぞ〜。

3日目

今日はセミナーには参加せず、展示とブース巡りをしました。
今回のTICC特集は「円誕生」ですので、それにちなんだ円銀関連が展示されていました。

驚いたのはバウワーで以前に出品されていたピナックルコレクションがここに!え゛〜、ここにあるやん!って感じでした。日本人が落札されたのでしょうか…。しばらく見入ってしまいました。一圓や半圓試鋳貨なんかは鉛打ちなんですねぇ。1/4圓や1/10圓は白銅打ちですな。心の中でずっとスゴ〜と言ってました。8枚とも竜紋面を上にして並べてありましたので、願わくば菊桐面を上にした個体も拝見したかった。鏡で見えるようにはなっていたのですが物足りなかったです…。
むっちゃ状態のよい貿易銀、円銀も展示されていましたね。AW以来の貿易銀大桐も!オクの下見のときも思いましたが、やっぱ菊の葉の部分が若干のっぺりとした感じなんですな。どの個体も菊紋面フィールドによく見られるような細かいキズや肌荒れのような感じがほぼないんですよねぇ。よくこれだけ状態の良い個体が残っているなと感心してました。

デジタル鑑定書の説明も聞いてきました。
PCGS/NGCのように、カードを読み込めばコインの情報が表示されますが、これをNFTにする理由がよく分からなかったのですよね。
単なるデジタルデータだと、そのチップ入りのデジタルカード鑑定書が簡単に複製できるため、NFTブロックチェーン技術を利用してオンリーワンを担保するとのこと。
なるほど、そのカード自体が複製できないというのは分かりました。でも、コインと所持しているカード自体は、スラブのように物理的に一緒にはなっていないので、カードに入っているデータとコイン自体が同じものを指しているとは限らないのでは?と質問したら、そこはデータに入っている画像とコイン自体をよく見比べてくださいと。つまり人間の目で確認しないといけないようです。ここはアナログなんですねぇ。ほな従来の鑑定書と意味合いが変わらないのでは?という疑問には、デジタル鑑定書とは、つまり従来の鑑定書がホンモノであることを証明するものであるとのこと。従来の鑑定書は紛失などすると再発行はできないので、カードがあれば鑑定書の真偽が分かるみたいですね。結局、コイン/従来の鑑定書/デジタル鑑定書 3つでのセットのようです。
いやぁ、納得できるようなできないような…。既に10枚ほど注文が入っているみたいですね。+5,500円で発行できるようです。

さて、各ブースを見て周りました。3日目でもどこも品揃えが途切れていないような気がしますなぁ。
そんな中、目に止まったのはマインツ15ダカット都市景観ベルン10ダカット都市景観。パラマウントコレクションからの堂々の2枚です。
これからオークションに出てくるオリジナルのウナライオンポルトガレッサー10ダカットも圧巻でした。
旭日タイプの旧円銀試作貨幣も販売されていました。二圓半の試作銅打ちもあってこれは菊桐タイプでした。もう、スゴ〜と言いつつしばし見入ってました。

最後に少し商談と挨拶をして今年のTICC終了〜。
3日間早かったです。GWが終わってしまった気分ですw。

そういえば、NGCでサンプルスラブなるものを配っていました。
Twitterを見ているとPCGSでもあったみたいですね。

今年の入場パスです。帰る際に付けたまま駅まで来てましたw。


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