レーゲンスブルク 都市景観 ターラー銀貨 ツーリングとエッジとスラブの弊害と。。。(1754ICB/1756ICB Regensburg Taler Silver)
よく見かけるレーゲンスブルグの都市景観です。
ドナウ川と石橋、奥に大聖堂が見え、橋にある塔はブリュック門だと思われます。
個人的に都市景観の好みポイントであるちょこまかしたヒトも見えます。屋形船風?を漕いでますな。
これに錆び取りか何かの目的でかなりなToolingの個体です。
フィールドがかなり削られています。
ぱっと見、結構キレイなんですよね。元々こういう個体なのかなと思うぐらいです。当時のヒトが削ったのかなと思いますが、どういった理由でこうなったのか知りたいですねぇ。装飾の意味合いもあったのでしょうか。。。?
レーゲンスブルク都市景観ターラーには数種類ありますが、当初スラブ入りばかりを見ていたのでエッジは注目していませんでした。
今回ハダカの個体をよく見ているとエッジにアルファベットを見つけたんですよね。Mint MasterであるJohann Christoph Buschが使用しているイニシャル"ICB"です。
1754ICBのエッジには3文字入っています。
1756ICBは"I"が打たれていなくて、CとBのみです。
上記のToolingな個体と通常の個体の2枚を見てみたのですが、両方ともに"I"が抜けていました。
下記の画像は通常の個体です。
ハダカの枚数を見ていないので、文字数によるバラエティがあるのかどうか興味あります。詳しい方のお話しでは文字の無い紋様だけのエッジもあるそうです。これからハダカの個体は注目していこうと思います。
2024/5/3 追記
その後、Toolingの個体を見ていたら"I"も見つけました!
紋様に紛れて気付いていませんでした。もう1枚も摩耗や模様に紛れて気付かないのかもしれません。。。
ターラーサイズのスラブ入りとなると、ノーマルサイズのスラブに入れられるほぼ最大サイズになってくるので、エッジが見えないか、またはスラブの爪があってもエッジが十分に見えないんですよね。これがスラブ入りの弊害かなぁと思います。
小型サイズのコインで爪付きのスラブに入ればそこそこ見えますが、まさに爪がある箇所はエッジが隠れてしまうので、その箇所とエッジの見たいポイントが重なると結局は見えないという。。。なのでスラブ入りはエッジを十分楽しめないんですよね。海外のコインはレタードエッジも多いのでいつも残念に思うポイントです。
スラブに入るとコインを触れなくなるという不満は聞きますが、私はエッジが見れなくなるというのも大いに不満要素です。スラブに入ると真贋が担保されるので、現状のスラブ形態だと両立はしなさそうです。。。
NGCのスラブでAirViewタイプがありますが、これだとエッジは見えやすのかなぁ?以前このタイプをリクエストしたら古代コインしか入れられないと、はじかれたことがありました。
公式には、The NGC AirView Holder can accommodate small, fragile and oddly sized coins up to 30 millimeters in diameter. ということらしいですが。。。
レーゲンスブルクといえば、他の方角から見れる都市景観もあります。
上空の三角が父と子の精霊を表し、祝福の光を街に降り注いでいます。
このダカットはプレーンエッジなので、スラブに入れて問題ないですw。
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