1622年 ウルム 都市景観 1/2ターラー銀貨 (1622 Ulm Reichsstadt 1/2 Regimentstaler)
城塞ぽい感じに見えて、いかついなと思えた都市景観です。
北側からの都市の景色と内部と外部の防御施設が描かれているとのことですので、あながち城塞というのも間違ってはなさそうです。
ググってみると、1480年にウルムの都市を防御する目的で城壁が建設されたそうなので、なるほどですな。
となると、この堀ぽく見えるのはドナウ川から引き込んだもののように思えます。中央の建物はやはりウルム大聖堂でしょうか。写真で見る大聖堂よりはぽっちゃりしている印象です。
銘文は「神の意思の加護によって非常に安全である」という意味で、VLMAは要害堅固で裕福な帝国市のようです。
反対面は、エンジェルが各紋章を携えているように見えます。
エンジェルというようりは、羽根の生えたオッサンという趣きですが、ケルビムという天使の一種のようです。
秘密評議会の紋章らしいですが、天使がロープで携えているので、ケルビムがこの評議会をコントロールしているということでしょうか。。。
景観面にも紋章が2つデザインされていますな。力関係が影響しているのかもしれません。
銘文は「祖国のために団結し、行動し、持ち前の能力で戦う準備ができている 1622年」という意味のようです。
1622年ということで、けっこう薄いです。
この時代のコインなのによくできているなと思います。
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