コイン修復サービスの実際 (その3) PCGS Restoration
以前にその1、その2とNCSについて書いたことがありますが、今回はPCGSのレストレーションサービスについてです。
PCGSから鑑定が帰ってくるときにレストレーションをオススメするラベルが貼られているときがあります。
このラベルが貼られているときの一般認識としては、レストレーションをかけるとキレイになってグレードが上がるかもよ?!ということかと思います。
このラベルが貼られているだけあって、コイン自体も曇っていたり汚れが付着していた状態でした。
当初この状態で売りに出されていたので、購入してレストレーションに出しました。仕入れとして買いましたので、グレードが上がれば売りやすいかなといった魂胆です。
さて、レストレーションの結果は…。
なんでやねん!変わってへんやんけーw。
コイン自体はかなりキレイになりました!
つまりレストレーションラベルが貼られていると、かなり確実にキレイになるかと思います。
が、グレードが上がるかといえばそうとも限らないという…。
売るために購入したコインではあるのですが、個人的に好みのコインです。
フランス 1976年 種を蒔く女神 5フラン金貨ですね。しかもピエフォー。
この時代のコインは上のデノミだと違うデザインになりますが、この5フランや1フラン等で採用されている「種を蒔く女神」デザインを最初に見かけたときからストライクでした。裏面はオリーブの枝、オークの枝、小麦の穂がデザインされています。
デザイナーはOscar Roty。
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