”The Source”についてのこと
“The Source”
ちいさなリチュアルのためのセット、今回分、すべてお送りできました。
お申し込みいただいたみなさま、本当にありがとうございました。
この小鳥のつがいのろうそくの原型は、
以前にあった吉祥寺の店舗の向かいのマンションにやってきた、
つばめのつがいをモデルに作りました。
6年ほどつくり続けているのですが、
以前はいろいろなところへ旅立てるように。
カラフルな色に、カラフルなリボンで、
ランダムな組み合わせで、何百組もつくったのだと思います。
今回この小鳥たちには、
お申し込みいただいた方のお名前をお預かりし、
その方の「王国」の領域にいる小鳥たちとの経路をひらく、
というたいせつな役割をお願いしています。
(そのふたつを、蜜蝋を固める際から、ひと組ずつに伝えてあります○)
なので、
その方のお名前、と、
その方の「王国」との経路という、
とても大事なもの、をお預かりしている小鳥たちを守るため。
できあがったそばから、すぐにひと組ずつ箱に入ってもらい、封をしています。
(オーダーのバースデイギフトや、ご結婚のお祝いなどで、
お名前を入れて制作をすることは過去にたくさんありましたし、
オンラインショップでは必ず、お客様のお名前をお預かりしますが、
それは「お送り先」としての意味だけですので、全然ちがっていて。)
今回のかたちでつくってみて感じたのですが、
この小鳥たちはたぶん今後、この役割をしばらく続けてゆくみたいです。
(この小鳥たちの象りをつかうための、
どこか上の方とのライセンス契約のようなものが終わるのかな、と、ちらっと感じたのですが。それはどうやら、これまでのようなかたちが終わるということだったよう)
たぶん小鳥たちは、もっと前からずっと、こっちだよと言っていて、
わたし自身も、この手伝いをずっとやりたかったのですが。
「お名前を、意味のあるものとしてお預かりする」ということが、たぶんこれまでのわたしにはとても重みがあることで、出来なかったのだなあ、と。
Aureaの世界観での話ですが、
その方の、「王国」の領域の小鳥たちは、
王国の中心のちいさな光をまもる小鳥たち。
それはとても神聖なものだと感じています。
“The Source”としての、ろうそくの小鳥たちは言わば、
その方の「王国」の領域の小鳥たちを「本体」とする、象り としてつくっています。
「本体」とつながる経路をひらくこと、をお願いしてつくっていますが、
それ以外の意図や目的、
なにかが良くなりますようにetc.の
「良き」願い などは、
もちろんまったく、入っておりません。
というか、たとえ入れようとしても、決して入れられないのだと思います。
それぞれの方の「王国」は、
それぞれだけのほんとうの美しさ、があり、
最初からそのすべてが完全であって、
本人以外、誰であっても、その領域には触れることができなくて。
誰かの意図や願い(たとえそれが「良きもの」だとしても)などの干渉は、
一切うけることがないから、だと。
象り、という言葉が正しいのかはわからないけれど、
「王国」の小鳥たち本体 の、
手に取ってつかうツールとしての、象り。
(かたしろ、のようなものなのでしょうけど、
その言葉を使わせていただくと、なんだか重い&ちょっとジャンル変わるかと。笑 なので、模したもの。かたどり。そっちの方がしっくり。)
それを作らせていただいていると、不思議なのですがやっぱり、
それぞれの方の美しい魂、王国の片鱗、
みたいなものが、輝く金の粉のように伝わってきていました。
その感じは、それぞれみんな違っていて、
片鱗を感じさせていただけて、とても、しあわせな気持ちでした。
目にみえないさかずきが、また満ちるまで。
今後しばらく、
必要なかたのもとにこの小鳥たちが飛んでゆく手伝いを、
丁寧に少しずつ続けてゆきたいと思います。
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