【応用情報技術者試験無料オンライン講座】経営戦略手法
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経営戦略手法
競争戦略
ビジネスという競争社会では戦略が重要であり、主に3つの戦略がある。
コストリーダーシップ戦略:「低価格で優位に立つ戦略」のことで他社よりも低価格を実現することで、市場占有率を高める
差別化戦略:「商品力で優位に立つ戦略」のことで、顧客への提供価値を最大化することで、価格が高くても売れる商品を販売する
集中戦略:「分野を絞る戦略」のことで、専門的知識やマニアック商品を展開することで市場で優位に立つ
差別化戦略
「商品力で優位に立つ戦略」のことで、顧客への提供価値を最大化することで、価格が高くても売れる商品を販売する
ブルーオーシャン戦略
競合がいない市場を発見または創出し、競合のいない未開拓市場に進出していく戦略。逆に、競争が激しい市場をレッドオーシャンという。
コアコンピタンス(企業の強み)
コアコンピタンスとは、自社の優位な要素により多くの経営資源を投入して、差別化を実現する経営戦略である。
M&A
M&A(Mergers & Aquisitions)は、企業の買収・合併のことです。ある任意の企業が、他の企業を買い取ることを買収
といい、2つ以上の会社を1つの会社にすることを合併といいます。
ビジネスの戦略上、M&Aは有効な手段となります。近年世界では、M&A市場が伸びており、これからの時代、さらに企業自体の取引が増えていくと考えられます。
アライアンス
アライアンスとは、企業同士が提携することです。M&Aでは多額の資金が必要になりますが、アライアンスでは、初期資金を抑えることができ、かつ提携企業のリソースを活用することができるメリットがあります。
しかし、自社ナレッジ・ノウハウが他社に流出するリスクがあるので、注意が必要です。
経営分析手法
PPM
PPM(Product Portfolio Management)とは、自社を評価し、資金を生み出す事業と投資が必要な事業に区別することで、経営資源の配分を最適化する手法である。
PPMでは、市場の成長率と占有率という2つの軸でマトリクスを作成し、経験曲線の考え方をベースにした分類をする。
SWOT分析
SWOT分析では、下の4つの要素をもとに分析を行う手法である。
Strength:強み
Weakness:弱み
Opportunity:機会
Threat:脅威
クロスSWOT分析
クロスSWOT分析では、下記のようにSWOT分析を4つにクロスさせる分析手法である。
アンゾフの成長マトリクス
アマゾフの成長マトリクスでは、製品と市場の2つの側面でビジネスを分析する手法である。
バリューチェーン分析
バリューチェーン分析とは、企業の活動の中で、直接的な価値を生む活動を主活動、主活動をサポートするための活動を支援活動として、分析を行う手法である。
どの活動から付加価値が生み出されているかを知ることができる。
主活動とは
購買物流
製造
出荷物流
販売
マーケティング
サービス
支援活動とは
全般管理
人的資源管理
技術開発
調達活動
CSF分析
CSF分析(Critical Success Factors)は、ビジネスにおける成功要因を明らかにする手法である。最終的に一つに絞ることが重要だが、一つに選りすぐるまでに、複数のCSF候補を考える必要がある。
つまり、SWOT分析やPPMなどで、競合優位性のアイデアを出しておく必要がある。
PEST分析
PEST分析では、外部環境に着目して分析する手法である。PESTは下記の項目を示すものである。
政治:Politics
経済:Economics
社会:Society
技術:Technology
デルファイ法
複数の専門家にアンケート調査やヒアリング調査を行うことで、未来予測を行う手法のこと。デルファイ法では、1回目のアンケート結果を集計して、集計結果を専門家にフィードバックとして情報提供します。そして、再度アンケートを実施し、このループを継続することで最終的に専門家の意見が1つに収束するため、それを予測値とする。