一人で出来た

昨日、夜ご飯の支度をしている時にうっかり指を包丁で切ってしまった。
絆創膏で応急手当をして、なんとかご飯は出来上がりいただく。

ごちそう様をしても絆創膏から滲んでくる血がおさまる気配がしないので
子どもには一人でお風呂に入ってもらって、仕上げの歯磨きも済ませた頃には出血も落ち着いてきたみたいなので自分も風呂に入る。

時間も少し押してしまったので、子どもには先にベッドに行ってコロコロしててごらんと言ってみる。
まだまだ甘えん坊の1年生。 添い寝じゃないと寝たことがない。
相当なママっこなので、パパとも滅多に二人では寝ない。

ものは試し。 やってみよう。
「コロコロしてて～」とサラッと言って、さっと風呂に入る。
ここで、意気込んで「一人で寝てみよう！挑戦！」なんてやっちゃうと、「ムリ～！！」となるのが分かりきっていたから。

風呂からでて、お水を飲んで髪を乾かす。
いつもならこういうとき洗面台を覗きにくるので、鏡越しに廊下を見てもいない。　絵本でも読んでいるのだろうか。
寝室を覗きに行きたい気持ちを堪えて寝支度をする。
汗もだいぶ引いてきたので寝室に向かう。

電気が点いてる。　本でも読んでる？
覗き込む。 顎まで布団が覆いかぶさっている中、足先だけ出ている。
この子はいつも掛け布団を斜めに掛けて、頭と足先を布団から出す。
その姿勢は半ば仰け反ったように弧を描く。 その姿勢になっている。

まさか、と思い覗き込むと寝ていた。
はじめて一人で寝付いた。　思わず顔がほころぶ。
成長を感じて頼もしく感じる一方でかすかな寂しさも感じる。
こうやって少しずつ離れていくんだなぁ。

さぁ、今日の夜はどうなるかな。