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栗きんとんと鶉餅
ー秋の味覚の贈り物
わが家の両親、義母は、季節の移り変わりに敏感だ。季節の変わり目になると、それにちなんだ食材や和菓子をもらう。先日は、両親がわざわざわが家の最寄り駅まで来て、栗きんとんと鶉餅を手渡された。きっと秋の味覚を楽しんでくださいということだろう。実にありがたい。ただ、われわれ阿吽コンビがもらうばかりでは面目が立たない。秋から冬の移ろいを感じるタイミングで、先手を取って面目躍如と行きたい。
トップ写真:栗きんとんと鶉餅=吽形の写真を基に阿形作成
京菓子司「末富」
和菓子は京菓子司「末富」で購入したものらしい。包装紙を見て分かった。末富といえば、1883年創業の老舗中の老舗。きっと母が選んだのだろう。母はこういうところにこだわりがある。こちらは、季節を感じられれば目的を達せられるので、スーパーで買えばいいのにと思うのだが。
吽形(妻)が調べたところによると、鶉餅は「如心斎の祥月命日に催される『天然忌』に、この菓子が食べられる」という。如心斎は江戸時代中期の茶人で茶道表千家の7代家元。千家茶道中興の祖とされている。両親からもらった鶉餅で、また一つ知識が増えた。
秋の味覚のうち、栗は個人的に苦手だ。逆に吽形は大好物。(あ)