キューブシステム 2021年3月期3Q決算概要など
会社概要
システム開発。金融・通信・流通向けに強みがあり、かつソフトウェア開発ならびにシステム運用管理業務を目的プロジェクト管理に定評があり、際最近ではAIに注力する会社。
創業は1972年、金融及びリテール業界のシステムソリューションを手がけ、中国及びベトナムなどの東南アジアでも事業を転換する。DXを実現できる会社の一角である。
キューブシステムVISION2020をHPより転載したものが以下です。
現在、STEP3を終えた段階であり、今後更に事業領域を広げ、新サービルを広げる営業を転換する計画となってます。
財務状況
まず、中期(2018−2020)に対する評価です。
左が中期目標、右が結果です。
2020目標は未達でありますが、感染拡大をにおけるリモートワークなど追い風がふき、本決算を控えその内容は注目です。
2021年3月期3Q 決算概要
定性分析
情報サービス業界は2極化が進むとの認識。守りか、攻めかである。積極投資については新生活洋式やビジネス形態の変容など、テレワーク整備需要、営業・販売活動のデジタル化、新ネネットワークサービス開が増加。一方で、企業戦略に基づく投資案件が見直し、減少する状況。特に、金融業に係るSI案件が延期という厳しい状況は継続中。
このような状況をおいて、顧客のIT投資が二極化する環境下で、既存のエンハンスビジネスでの売上減をカバーに注力
結果
売上高 10,591百万円(前年同期比0.5%増)
営業利益 792百万円(同28.2%増)
経常利益 922百万円(同46.8%増)
親会社株主に帰属する四半期純利益は596百万円(同51.8%増)
利益確保のため、
会社が保有するリソースを適正化
デジタル技術を活用した分散型業務遂行の推進(旅費等コスト抑制)
投資事業組合への出資における運用益
投資有価証券売却益での増益
以上により前年並みを維持した。ただし、営業外の利益により経常利益を確保し、堅調な営業といえないと感じる。
今後見通し
以下の図を参照し説明します。
決算説明資料より抜粋したものです。まず、積極営業できない理由は、感染拡大下にあり、業績を伸ばせない企業を顧客としていることがある。しかし、既存のリソースのメンテナンスなどにより営業展開し、利益を確保できたことは評価できる。
今後、感染終息するなど経済活動が活性化することで、以前から進めていたSI事業が再開する等、将来に影はないものと認識する。
しかし、FINTECHなどの技術進展は早く、競争相手が多いこともある。いずれにせよ厳しい事業環境は継続するものと思われる。
今月末に決算発表を控えており、また財務状況など追記します。