素朴な疑問〜なぜ翌日の9時になると株価が変動するのか?
証券取引所が閉まる(大引け)は平日15:00です。(名証は15:30ですが、まあまあ笑)しかし、翌日の9:00になると株価が変動する。なぜですか。
夜間におけるPTS取引による株価変動がそのまま反映されるのか
なんだこの質問と思った人、以下は読む必要はありません 笑
でも、初心者にとり、重要な疑問です。次の日はその続きでスタートすれば良い。また、場外(夜間)取引が出来ることを知ると、その取引を踏まえ翌日の9時(寄り)の値段はそれの影響を受ける。そのような株価に連続性があると思い込むと、このような疑問が生じる。
まず売り買い、つまり市場の心理を理解することから。
1 買いがすすめが株価は上昇
2 売りがすすめば株価は下落
価格は需要と供給のバランスです。買いがすすむということが需要が勝っている。このような場合は、価格上昇となる。売る人はなるべく高く売りたい。よって、買いがすすむ相場は株価は上昇し、その逆は下落します。
ではここからです。当日15時(大引け)の時点の株価が、
1 上昇で終わる
2 下落で終わる
3 上昇もせず下落もせす
この3つのパターンのいずれかで終えるはすです。3の説明は省略します
上昇局面の場合です。上昇局面なので買い注文が入ります。一方で売り注文もあるのですが、もっと高い値で売ろうします。15時時点の終値付近では買い注文が多いので売り注文は減りはずです。
買いが大量に入り売りは減るので、株価は押し上げられ始値は終値より高くなります。これが、翌日上昇する理由です。
次に下落局面の場合です。上昇局面の逆なのですが、心理的に早く売りたいと思ってます。よって売り注文が増えます。一方、買い注文をするほうは「もっと下がるだろう」と買い注文を控える行動をとります。買い注文が減少します。
翌日は、売り注文が増え買い注文が減った状態からはじまり始値は下がります。
大引けの14から15時の取引は、基本的に翌日の株価に影響する
つまり、終値に至るプロセスで上げ局面か、下げ局面か判断して投資家は注文するので、それが始値に影響するのです。基本的ですが、翌日の株価を判断する基本基礎みないなものです。
ちなみに、PTSはあまり影響ありません。市場参加者や出来高が圧倒的に東証に比べ小さい。東証が象ならPTSは蟻。東証に影響などある訳なし。
最後に、翌日の株価に影響がある要因をもう一つ。それは15時以降に上場企業が投資情報を公開します。決算報告、月次報告、決算見通しの修正などです。その情報により、翌日の取引開始までの新たな買い手や売り手が喚起され、急上昇や急落する場合があります。そのような情報も翌日の株価に影響します。