9月のFOMCを経て、米株主要3指数が上昇したけど、強い相場であることはまだ確認出来ない・・
9月FOMCの振り返り
余りも簡潔な記載では伝わり方に誤解を生じる・・が承知の上で、
1 経済指標などの環境が整い22年中頃にテーパー終了、年末に利上げ
2 しかし、テーパーを開始するとは決定してわけではない
という内容でした。その上で、米国の3指数は揃って上昇でした。FOMCを待っていた買いなのか、そもそも相場は強いのか?
FOMC直後の米相場は?
では、その米株の主要3指数の昨日(9/22)のチャート(10分足)
昨日(9/22)の米株の全上場銘柄のヒートマップ
本当に強い相場が継続?
最も信頼のあるとされる「S&P500指数」を見ます。
9月に高値をつけ下落。今週月曜は窓を明け下落。昨日(9/22)はFOMC前後で買い戻しの動き。しかし、結局売り圧力に押され、月曜に開けた窓を埋めるには至りませんでした。
続いて「ダウ平均(ダウ工業株30種)」です。
8月16日の高値以降の株価は軟調。9月に高値付近まで戻すもS&P500指数同様な値動きで下落。今週月曜に窓を明け下洛しました。昨日のFOMC後に一時買い戻しの動きがありましたが、月曜日の始値を戻す程の強さもなく、売り圧力の押され半値戻しがやっと。
最後にナスダック指数です。
8月相場は売り買い拮抗でダウやS&P500のような上昇もなく、新興市場は厳しい相場でした。しかし、8月下旬以降は上昇一途、9月3日に年初来の高値をつけました。しかし、それ以降は他指数と同様に下落。今週月曜には相場全体が冷え混んだこともあり、窓を開け下落。その後徐々に上昇してますが開けた窓を埋めるに至ってません。
強い相場を確認する「窓埋め」
本当に強い相場かどうかは、
開けた「窓」を埋める関門を通過
その必要があります。その次は、50日移動平均線をアウトパフォームする。しかし、今は相場環境があまり良くない。今日以降の相場は如何に?