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【本が出ます】第二詩集『骨を撒く海にて、草々』

わたしが詩の投稿を始めたのは2019年でした。
そこから5年と少し経って、現在。
「わたし」が「わたし」を生きるために書き始めたことばたちが、わたしを思わぬ場所まで連れてきてくれたように感じています。

2019年の投稿開始からいくつかの賞を経て、今から3年前の2021年11月に、第一詩集『追伸、この先の地平にて』を刊行しました。

そこまでは滑らかな道のりだったように思うのですが、そこからの丸三年は山あり谷あり試練あり。
公私ともに(特に私の方で)様々なことがあり、時間も思うように取れなくなりました。するすると書ける時期もあれば、七転八倒する時期も。三歩進んで二歩下がり、今度は二歩進んで三歩下がってみたり。表現の楽しさを味わいつつも、試行錯誤と格闘を繰り返し、結果として第二詩集は思ったよりずっと難産になりました。

それでも、いただいたご縁とことばを撚り合わせて、必要十分な時間をかけ合わせて。編み上げた詩たちが今ようやく、形を得て生まれ出ます。支えて下さった方、応援して下さった方、そして共に歩んで下さった方々に心より感謝申し上げます。
noteでの交流の中で生まれた詩も収録しています。

雪柳あうこ 第二詩集『骨を撒く海にて、草々』。2024年11月思潮社より刊行です。

発刊に際し、帯文は詩人・文筆家の文月悠光さんから、栞文は詩人の松下育男さんから。そして表紙および扉の写真は紫衣さん(詩人・写真家・マルチクリエイター)からいただきました。

11月というのは、詩集発刊のラッシュ月でもあります。
この一年、素晴らしい本や詩集が出るのを見てきました。どの書籍にも、それが生み出されるまでのたくさんの背景や、出版にまつわる物語があることを、3年かけて詩集を編み終えた今は、肌で感じとれるように思います。
詩を書くという行為を続けること、そこからしか、想像できないような未来は生まれないということ
書くことが連れてきてくれた現在。素晴らしい書籍たちの中に、わたしの詩集を一つ、添えることができること。そのことをただうれしく、幸運に思います。

「この3年、どうだった?」と。
お茶をするような、あるいは気軽におしゃべりをするような気持ちで、お手に取っていただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

追記:
12月の文学フリマ東京39にて初売り(西3・4【ぬ 44】にて)します。
その他、amazonや思潮社ホームページ等で購入可能なほか、大きな書店などにも置いてもらえる予定です。
お手に取りやすい方法で、ご入手いただけましたら。

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雪柳 あうこ【文フリ東京39 ぬ44】
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