最初から温度差があったとは。
昨日、なんとなく険悪だった夫との空気を変えたくて、私から誘って焼肉に行った。
私が里帰り出産を辞めて帰って来たい事は、実家にいる時から夫にはちょくちょく相談していたのだが、夫は帰ってきたらとも帰ってくるなとも言わず。ただ、帰ってきても自分はタバコを辞めたり、飲みに行ったりする生活を変えるつもりはなく、その点での不満を言われても困るから、と釘を刺されるだけだった。
実際に耐えられずに突発的に帰って来てしまった時には、笑って許してくれたけど、その後は何となく不機嫌な様子になってしまい、何かを話しかけてもそっけなく、そこから数日が経過していた。
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昨日話してわかった事としては、
・私の里帰り中には自分の自由に暮らせると思って、いろいろ楽しみにしていたこともあったけど、また暮らしが制約(タバコ、夜の音楽鑑賞など)されると思ったら落ち込んだ。
・自分は子供が欲しいとは思っていたが、今の自分の暮らしを変えてまで欲しいとは思っていなかった。私が飲みに行かなくなったり、仕事をセーブしたり、付き合いが狭くなったりしているのを見て、自分はそこまではしなくても、と思っていた。
・子供が生まれたとしても、自分の好きな事に時間やお金を割く事は辞めない。結婚したときにそれは話したはずで、そこを了承済みであなたも結婚したはず。
などなど。
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彼の言う事もなんとなくはわかる。
何かを強く望んだがために、これまで保たれていた順調な関係を壊したくない。
だけど、一晩おいてまた考えると微妙にショックを受けている。
不妊治療までして、子供を授からなくても良かったということだろうか。
いま、お腹の中にいる赤ちゃんのことについては、どう思っているのだろうか。
もしかしたら、夫もマタニティブルーなのか?
そもそも我々はセックスレス(夫はED)の夫婦だったので、そのまま暮らしていたら子供なんて出来る訳ないと思うのだが。確かに彼は焦った様子はなく、薬を飲んで排卵日に淡々と感情のないセックスをしていた。
もしかしたら、そのままなんとなく子供を作ることに対して諦めていく事を望んでいたのかもしれない。
「子どもが欲しい」
とは一言で言っても、男と女とでは感覚が違うんだなと。
同じ目的を目指す共同作業者としての連帯感みたいなものは欲しかったので、ちょっとした絶望を感じつつ、そこは諦めるしかないとやり過ごしている。
ここからは愚痴になりますが。。。
そもそも、違和感はあった。
結婚式の準備やら、夫側含めた親戚付き合いやら、いつも私が主導して夫がついてくる。
そこに意思があるかと思いきや、後から「そうじゃなかった」「別に望んでなかった」とあと出しで言われることが多々。
だったらその時に言えよ。
結婚するのも、単に自分の好きなような暮らしを保ちつつ、「既婚者」というラベルが欲しいだけだったのかな、とか卑屈になってしまう。
私は、何かを望むのなら、自分が努力して取りに行かなければ手に入らないと思っている。
だから、仕事も、結婚生活も、妊活も、自分なりに努力してきたつもりだが、夫との関係性は、相手もあることで努力でどうにかなるものではなく、未だに自分の中の落とし所は見つかっていない。
今はもう、扶養に入れてもらって、家賃および水光熱費を支払ってもらって、精子提供をしてもらって、毎日少しだけ笑い話ができて、気兼ねなくご飯に誘える。
たとえ、心から共感できたり、同じ目的に向かって結婚生活を進めることができなかったとしても、それだけで、無職で妊婦な私にとって本当に有難い存在。
お互いに気持ちや価値観のすれ違いがあったって、それで充分なんだよね、きっと。恵まれているんだ。
と、自分をなだめるしかない。
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