こたけ正義感の弁論
1月15日までの限定の動画のリンクを貼るのもどうかと思うしタグの関係でここに来るのは弁論を観た人だと思うのでネタバレも気にせず書く。というか1月15日までだから早く観た方がいい、面白いから。
しかし初めて観たのだがオタクが好きな要素ばっかりでびっくりした。オタクは伏線回収が大好き。しかも畳み掛けてくる、たまらない。後話のプロなのでトーク内容も滅茶苦茶面白い。
尤も今回は袴田事件について話していたのでそういう意味でも多くの人に観て欲しいんじゃないかと思う。大事な事だけれど少し取っつきにくい法律に纏わる事との橋渡しの機会を持っている人は少ないからだ。私もなんとなく聞いた事があるな、くらいであったので聞く機会があってよかったと思う。私は司法に関わる人間ではないので何か出来る事がある訳ではないが、考える事は誰にでも出来るからだ。
よく人生前に進むなんて言うが誰もが初めての人生である。段階が進むとすれば物事の習熟度くらいなもので、それは前に進んだ結果ではない可能性がある。況してや人の人生のかかった決断に関わる人間が前のめりになってはいけない。犯行中にパンツを脱ぐ可能性があるなら他に犯人がいた可能性だってあっただろうに。可能性は前にも横にも後ろにもあるのだ。
考える機会を与えてもらった事はいい事だと思っているが目下の私の考え事は新しい職場で二ヶ月で十件近い窃盗が行われて辞めるかどうかだ。怖い。