言葉を「しょうか」するということ。
かの有名なマザーテレサの言葉。
「思考は運命を変える」
数日前、ふと、頭の中に思い浮かんだんです。
とっても大切にするようにしている言葉。
その言葉の一歩手前にある思考。
言葉を大切にしすぎて、思考が囚われてしまっていたような気がして。
言霊というのを信じていて、夢や希望を語れば実現する力があると思っています。
逆にネガティブな言葉も一緒で、口にしてしまえば本物になってしまいます。
だからこそ、友人に「愚痴や弱音を聞いたことがない」と言っていただけるほど、ネガティブワードを口に出さないように気を付けてきました。
でも自分のもやもや、悩み、反省もすべて、「口にしない言葉」というくくりに入れていました。
自分が抱えている問題は一人で解決できるように。
自分の悩みで誰かを引っ張ってしまわないように。
自分の感情をホンモノにしてしまわないように。
でも、抑え込んだ感情は、気づかないうちに増大していて。
思考をとらえてしまっていたことに、気づきました。
外に出してはいけないと、言葉にはしていなくても、
一度感じたもやもやはそんな簡単に思考から消えてくれるわけではなくて。
1人でぐるぐるぐるぐると、終わらない逡巡を繰り返して。
思考の時間だけが増えていって。
いつしか、その思考が言葉に現れてしまっていました笑
「できない」「無理だ」と行動する前から逃げたり、「私なんて」と諦めてしまっていたり、ネガティブな言葉を発してしまっていた自分がいました。
気づいていたつもりでした。
だからこそ、余計、1人で悶々とした感情を抱いて、どうしたらいいんだろうって考えていました。
でも、自分でも気づいていないほど、ごく自然と、そしてたくさん、「ない」と発言してしまう自分がいたんです。
それが、誰かと話すことでどんどん出てきたんです。
信頼できる友人と数日前にお電話をして。
そのときに、「めっちゃ『ない』って言ってるよ」って指摘されてしまうくらいに笑
気づけば4時間くらい電話していました。
そのなかで、溜まっていたこと、自分の中で抱えようとして抱えきれなくて自分を止めてしまっていた感情を、吐くことができました。
やっと、消化できたんです。
ずっと自分の中で完結させて、きちんと消化できるって思っていました。
でも、できていませんでした。
身体の中にある老廃物や毒を出してあげないと、消化不良を起こしてしまうように。
言葉を吐き出してあげないと、思考が消化不良を起こしてしまう。
悪いものを出さないようにってため込んでしまったら、健全に消化ができなくて逆にもっと悪いものになる。
いい循環が起きない。
——言葉を、消化してあげる。
吐き出すって、必ずしもダメなことじゃない。
むしろ、必要不可欠なことの一つで。
友人との4時間の電話を通して、私はやっと消化できました。
逡巡してしまっていたところから、一歩、抜け出せた気がするのです。
いつになく、心が軽くなりました。
そして、消化したことで、思考も言葉も昇華できた気がするんです。
自分はこういう想いだったんだって整理ができて、より、鮮明になる。
やりたいこともできることも具体的になりました。
心がすーっと軽くなりました。
悩んでいるということは、それだけ真剣である証拠。
ため込んでしまわずにきちんと消化してあげることで、一歩先へ進める。
いい循環を生みだしてあげられる。
自分のネガティブは極力外部に出さないようにって思っていたけれど、吐き出すことで解決できることもあるんだって。
もしかしたらあたりまえのことだったのかもしれませんが、気づくことができました。
吐き出させてくれる人がいるって、それだけでありがたくて。
幸せなことだなあって。
人は一人で生きていないなあって。
改めて感謝と気づきがありました。