春の訪れは呪いの季節
みんな~~~~~~!!元気???おっさんは元気!!!
えっちじゃない漫画の紹介をしたくて、noteくんを書いてます。でも今回紹介したい漫画は、みんなの元気を奪うような鬱々しい漫画じゃよ。
という訳で画像ドン!
春の呪い: 1 (ZERO-SUMコミックス) 小西 明日翔 https://www.amazon.co.jp/dp/B01EI2EO1Q/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_FC70EbVV8TF3V
こちらとなります。
普段はこんな鬱々しい漫画読まないのですが、元々この方のFate/zero二次創作を読んでて「応援の意味も込めて買おーっと!」って買ったのが始まりですね。
では人物紹介。
画像左側が一応主人公?の立花夏美。両親が離婚後、父親に妹の春と共に引き取られた。
再婚した父と新たな母親、さらに弟ができた5人家族の長女。
なんとなく家に居場所がないと感じている妹と共に家から出て二人で暮らしていくのが夢。
画像右側が柊冬吾。大企業の末息子で春の事実上の婚約者。
人生に目的を見いだせず、親の敷いた人生を送ってきた男。柊の血を薄くしたくない親が決めた婚約者、春にもなんとなく結婚してなんとなく子供を作ってなんとなくで暮らしていくんだなと感じていた。
物語は夏美の妹、春が死亡したところから始まります。
春が亡くなった事により、その姉と付き合ったらどうかと親から言われた冬吾。その事を姉である夏美に伝えると「春と訪れた場所を教えて貰う事を条件に、付き合ってもいい。」とのこと。
ここで常識のある人なら「いくら血を薄くしたくないからって死んだ妹の姉と付き合わせるとか地獄か?」ってなりますよね。そうです。この「春の呪い」って漫画、夏美も冬吾も常識人なのでその罪の意識を持って物語が進んでいきます。
春が好きで好きで、妹の為に栄養士の資格を取った夏美。
冬吾のことが好きで、あの人にふさわしい人物になりたいと願う春。
婚約者がいながら、目では夏美を追っていた冬吾。
そしてある意味均衡を保っていたこの関係も、春の死亡によって瓦解します。
自分が死んだ後、付き合っていた彼氏が姉と付き合っている。そんな状況、春からしたらどんな思いなのか。どう考えるのか。
どう考えても最悪の結果。でも親の意向により断れない冬吾と夏美。
死んだ人間が抱いていた感情はどうなるのか。
それは死んだ人間にしか分からない。
死んだ人間がどう考えるかなんて、生きてる人間の勝手な想像。
だからそれが・・・。
みたいな感じの漫画です。わーいめっちゃ鬱ーい!
いや本当にめっちゃ途中ポエムで恥ずかしくなってるんですが、そんな感じの地獄漫画です。
ちょっと恥ずかしくなってきたので、今北産業させてください。
死んだ妹の彼氏と今付き合ってて妹のこと考えたらゲロが出ちゃう!!でも親の意向により断れないし私、どうなっちゃうの~~~!!
よし、恥ずかしくなくなった。こんなの現実で考えたら明らかに地獄じゃ~んって感じの内容が「春の呪い」です。いや本当にずっと罪の意識を抱えた夏美がただひたすらに地獄。冬吾も感じてるんですが、夏美よりも明らかに感じてない。そこは性格の違いと、春に対する感情の違いなので仕方ないのですが。
でも両者ともに地獄。
そんな二人のEDは全2巻で完結なので各々確認してください。ぜひ読んで欲しい。このマンガがすごい2012年女性部門とかなんかそんなのあったくらいなやーつなので、めっちゃ面白いです。「春の呪い」よろしくお願いします。
推し度:★★★★★
地獄度:★★★★★
なんかクセになる度:★★★★☆
クッソどうでもいいんですが、今の子達に今北産業って伝わらないらしいですね。悲しみ。
次回「星を数えることはあなたを数えること」です。
お楽しみに_(:3」∠)_