AB社コラム第45回:3大基礎スキルに共通していること。
前回までにビジネスシーンで絶対に必要な3大基礎スキルである
・古典的な企業会計
・プロジェクトマネジメント
・データサイエンス
について、解説してきました。
今回はまとめとして、この3大基礎に共通しているポイントを考えていきます。
3大基礎があれば、決められる。
この3つに共通していること。
それは、すべて
「決め」
の問題だということです。
組織は決めないと動きません。動かせません。
この3つがあれば、決めることができます。
先のことはわからないから、仮定するしかない。
「データサイエンス」があれば、仮定を決められます。
仮定したモノを捌くために、
「古典的な企業会計」「プロジェクトマネジメント」
があれば、決めて動くことができます。
人は「自分は間違っていない」と信じたい。
先のことを仮定して方向性を決めるとき、
「カンです!」「当たるも八卦当たらぬも八卦」と唱える人に
ついていくフォロワーはいません。
なぜなら、フォロワーは自分は間違っていないと信じたいから。
人は99%フォロワーです。
リーダーと呼ばれる人も、誰かのフォロワーです。
ちょっと話がそれますが、
フォロワーに「自分は間違っていない」と思わせるためには、肩書は重要なんですよね。
著名大学出身
MBA取得
Facebookの友だちが数千人
有名人や富豪の知り合いがいる
などなど。
これらの肩書きは、この人についていく自分は正しいとフォロワーに思わせることができる、ひとつの要素です。
3大基礎スキルは「自分の選択は正しい」と思わせる基本テクニック
この精神は、自分にとって都合が良いように自分を正当化する
「認知的不協和」
と呼ばれるものです。
そのため、
フォロワーとしての自分の選択は正しいと思わせるための仕掛けが必要です。
その仕掛けこそが、3大基礎スキルです。
データサイエンスで仮定し、
古典的な企業会計で整合性をプラスし、
プロジェクトマネジメントでぶん回す。
3大基礎スキルは、
フォロワーに自分の選択が正しいと思わせる基本中の基本テクニックです。
この3大基礎スキルに
・デジタルマーケティング
・IT知識(セキュリティ関連含む)
・英語
があると、なおフォロワーに自分の選択は正しいと思わせることができます。
従業員に「この人を信じている自分に間違いはない」と思わせよう。
ここまで読んでいただいた方は、うすうすと気づいていることでしょう。
経営って、宗教と通じるものがあるのでは?
そのとおりです。
経営者は、従業員に
「この人の言っていることを信じている自分に間違いはない」
と思わせる必要があります。
未来はわからずとも、
少なくとも経営者が言葉を発しているその時点で思わせないとダメです。
組織は動かせません。
「経営者(経営幹部)の鬼コーチ」であるAB社は、
従業員に「この経営者を信じている自分に間違いはない」と思わせることができるように、
経営者をビシビシとしごきます!